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2022.12.06

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フェスタ、ここが見どころ(3歳児年少組)

いよいよ今週末がにしきっこフェスタになりました。

子ども達は「みんな見に来るの?」と楽しみにしている様子が見られます。

このフェスタに向けて準備をする中で、子ども達が「これをパパやママに見せたい!」と考えながら、取り組んできました。

子ども達の思い、取り組みの中で見られた姿をご紹介します。

 

作品選び

子ども達が取り組んだ作品製作。

日常の遊びの中で、好きな玩具をひとつ選び、作る喜び、飾る楽しさを繰り返し楽しみ、フェスタのイメージを高めてきました。

いつもは、次々と遊びを変えながら遊んでいますがフェスタで展示するもの(教具)を決めてからは、繰り返し遊ぶ中で、遊びを迷うこともなく「もっとすごいのを作るぞ!」と取り組んでいた子ども達です。

製作の過程もそれぞれで様子が違い、1人で集中して黙々と作る子、1人ではイメージが膨らまないけれど友達と一緒に遊びながらだと更にイメージを膨らませ、より立体的で素敵な作品になる子どもなど、姿は様々です。

 

みんなでつくったよ!

今までもたくさんの感覚遊びを楽しんでいた子ども達。

10月後半より、絵の具遊びにも挑戦しました。小麦粉や水・泥遊びと違い、手や身体につくと落ちにくいことから難易度が高く、苦手な子ども達も多いのが現状です。

比較的みんなが触る事ができる小麦粉などの感覚遊びを繰り返し、少しずつ感覚神経を刺激していくと、汚れる・ベタベタする絵の具なども嫌がらずに触ることが出来るようになります。このことから、この時期になってやっと絵の具遊びを楽しめることができるようになりました。

絵の具を手に付け、段ボールに広げて、全身で楽しんだ子ども達。塗りあがった段ボール箱を前に、「何ができるかな?」と話合い、お家を作ることに!

「屋根はどうする?」「のはら園にどんぐりがある!」「葉っぱもあるよね!」と盛り上がり、飾り探しや製作を楽しんでいました。

 

 

みんな違ってみんないい!

年少組(3歳児)の発達段階としまして、「みんな一緒!」ということは殆どなく、個人差が大きい時期です。

私達大人にも得意不得意があるように、子ども達の姿、ありのままの姿を認めていく事を日常から大切にしています。

「もっとこうしたらいいのに!」「なんで同じ色ばっかりなんだろう」などなど、大人の視点で見ると、ついいろいろと言ってしまいたくなりますが、今の姿を認めてもらえる経験こそが今の子ども達にとっては大切なのです。

 

中学校の美術の先生と話をした際に、

幼い頃、小学生のお兄ちゃんに「へたくそな絵」って言われた経験から絵に苦手意識を持つ事もある。という話を聞いたことがあります。

そんな些細な出来事が?!と思いますが、子ども達は「上手に出来た!」という思いでいっぱいです。「見てみて!」と自信を持って見せてくれたものを、見せてもらった大人や兄弟が「何か分からない!」「変なの!」などと否定されてしまったら、やっぱりショックは大きいですよね。

お子さんの今の姿、ありのままを受け入れ、子ども達が心を込めて作った素敵な作品を、お子様と一緒に楽しんで頂けたらと思います。

 

今回の経験が、来年、再来年、そして10年後、子ども達の将来に繋がっていくでしょう。

ご家族に沢山認めてもらい、誇らしげにしている子ども達の姿を想像しながら、私達も当日を楽しみにしています。

 

文責:田中

 

 

 

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