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2023.01.10

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離乳食 の話(れんげ組 0歳児)

 

離乳食は、生後5、6ヶ月から1歳〜1歳半ごろまで子どもの発達に合わせ、食品の形状や味付けを変えて食べていきます。

しかし歯の生え具合等、成長には個人差があるので一概に全ての子どもたちが同じ期間に始まって終わるということはありません。

だからこそ離乳食の進め方を悩まれる方も多いようです。今回は離乳食を進める上での気を付けたい事を挙げていきます。

 

 

離乳食の進め方には慎重になりがちな方も多いですが、例えば形状を変えてまだ食べにくそうであれば、形状を元に戻すことも可能です。

時には進めるだけでなく、戻すことも大切になってきます。離乳食を始めたが嫌がったりすることもあります。

 

 

そして、初めて食材を口にすることで不安が大きい物の一つとして、食物アレルギーが挙げられます。

食物アレルギーが心配なので、離乳食の開始を遅らせようと思ってはいませんか?

以前はそういわれることもありましたが、最近では、離乳食の開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果がないことがわかっています。

遅らせるのではなく、少しずつ様々な種類の食べ物を与えることが食物アレルギーのリスクを下げることに繋がります。

https://www.mhlw.go.jp/content/000808866.pdf 厚生労働省 生後5か月からの「離乳スタートガイド」参照

 

 

食物アレルギーと聞くと、口から食べ物を取り入れて発症するというイメージがありますが、口から取り入れる以外にも、皮膚や気道から入って発症することがあります。

これを防ぐ為に食事の前後で出来る事としては、口の周りや手に傷が出来ている際にはワセリンを口の周りに塗って肌に保護膜を作ったり、食後は口の周りを水で洗い流したりして清潔にすることで、リスクを下げることができます。

 

 

離乳食が進んでいくと、大人が食べる形状に近い物になっていきます。その中で子ども達が食べることを嫌がる事があります。

 

“食べ物の好き嫌い”と聞くと、食べ物の味を想像しがちですが、味の嗜好以外にも噛んで食べにくいものなども嫌がる場合があります。

例えばペラペラしたもの(レタスやワカメ等)は奥歯が生えていないと咀嚼をする事が難しいです。そういったものを食べるとのどに詰まらせるリスクを感じて嫌がる場合があります。

また、子どもの歯の生え方や口や下の動かし方、身体の発達に応じて食材の形状や、特徴にも注目することが大切です。

 

錦ヶ丘では子ども達の成長に合わせて、そして家庭での食事の様子を伺いながら離乳食を進めています。食事面での困りごとについても相談お待ちしています。お子様の食事について一緒に考えていければなと思います。

文責:唐仁原

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