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2023.01.27

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自分でやりたい!やってみたい!~生活編~(4歳児 年中組)

新年を迎えて早1カ月。年中組の子どもたちは、楽しい時には、今年の干支である『うさぎ』のようにピョンピョン飛び跳ねるように元気いっぱいに過ごしています。

現在、子どもたちが夢中になっている遊びは、お正月遊びです。詳しくは、やりたい事いっぱい (4歳児年中組)を見てくださいね!

 

さて、年中組で過ごすのも残り2ヶ月となりました。

今回は、身辺自立についてお伝えしたいと思います。

 

身辺自立とは?

食事や衣服の着脱、排泄など、生活の基本的な動作のことです。

4歳児の子どもたちは、生活に必要なことを自分から気づいたり、友達や大人の様子を見て気づいたりしながら、見通しをもって自分でしようとする姿が見られる時期です。

一方で、できている事が面倒になったり、したくなくなったりすることもあります。

 

自分のことは、自分でやってみよう!

時々、子どもたちから「ママがカラー帽子を忘れた。」「お母さんがタオル入れてなかった。」という言葉を聞きます。

そのような時、園では、まずは忘れても代わりの物があるから大丈夫だということを伝え、安心して一日の園生活をスタートできるようにします。

子どもが安心したことを確認してから、「ママ(お母さん)が忘れたのかな?」と問いかけるようにしています。

大人が手伝い、確認してくださることが必要な年齢ではありますが、自分のことだと認識して、「やってみようかな?」「やりたい!」の気持ちを大切にしたいからです。

「自分でできた」という経験の積み重ねは、自信につながります。自信がつくと、準備だけでなく、それまではちょっと苦手だったことにも「ちょっとやってみようかな」「できるかも」「できた」と、挑戦するきっかけにつながっていきます。

『ちょっとやってみようかな?』『やりたい!』→『できた』『できそう』の日常生活の積み重ねが、子ども達の大きな自信や自己肯定感につながるといいですね!

 

以前、サークルタイムの時に、「こども園に行く準備や家に帰った時の片付けは誰がしているの?」と尋ねると、ほとんどの子どもたちが保護者にしてもらっていると答えました。

「自分のことは自分でできるとかっこいいよね。自分で準備しておうちの人に確かめてもらったら、忘れ物がなくなるかもしれないね。」と問いかけると「やってみる!」とはりきっていました。その後、「自分でやっている」という話を聞くことが多くなりました。

ご家庭では、いかがですか?

「〇〇ちゃんは〇〇できているのに!」「もうすぐ小学生なのに!」という取り組み方ではなく、子どもの自信→自立につながるような取り組みになるといいですね。

朝や夕方は、とても忙しい時間ですので、時間がある時に少しずつ始めてみたり、子どもが「やりたい」といったタイミングを捉えて、大人の都合は少しだけ堪えて取り組んでみるのはどうですか?

少しでも、途中まででもできたら、「できてるよ~、もう少しできそう?」「途中までできたね。すごいね。」とできていることを認めて、できたことを一緒に喜んでください!

 

園での子どもたちの様子

登園後の所持品の片づけや手洗い、衣服の着脱などの身辺自立は、保育者に声を掛けられなくても自分でできるようになっています。

現在は、「できる」から「丁寧にできる」ことを意識して取り組んでいます。。

具体的には、

・棚に片づけはできる→棚からはみ出さないようにきれいにする

・着替えが早くできるようになった→脱いだ洋服を畳んで袋に入れる

などです。

 

 

大人が見守る時のポイント

・子どもが頑張っている時は、大人は手伝いたくなる気持ちをぐっとこらえて見守る。

・「こうやってやるんだよ。」と教えるよりも、「待ってるから大丈夫だよ。」「頑張ってるね。」「次はどうするのかな?」というような子ども自身が考えながらできるような声を掛けをし、安心して取り組めるようにする。

・少しでもできたは、「できるんだね。」「できたね。」「すごいね。」と一緒に共感して認めて、「できるようになったんだね。嬉しい。」と一緒に喜ぶことを大切する。

以上3点のポイントを大切に、少しずつ日常の中で繰り返し、試行錯誤しながら取り組んでみてくださいね。

困ったり、迷ったりしている時には、私達保育士も一緒に考えたいです。ぜひ声を掛けてください。

また、家で頑張っている様子も教えていただけると、園でも応援の声掛けしたいので、「〇〇を頑張ってます!」のお話をどんどんお聞かせください!

文責:川宿田

 

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