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2023.02.17

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レッツ!クッキング!~かぶを食べよう~(0歳児れんげ組)

のはら園の畑が大好きなれんげ組の子どもたち。

いつもカートで散歩をする際には、「芽が出てきたね。」「これはなんの野菜だろうね。」と声をかけながら野菜の成長を見守っていました。

そして、カブが成長したある日、子どもたちと一緒に収獲を行いました。

 

カブを触った子どもの表情!!

土の中から出てきた白い物体に子どもたちも驚いたり、嬉しそうな表情を見せたりしていました。

 

Let’sクッキング!


後日、カブをクッキングすることになりました。

以前はカブを茹でた物をそのまま食べて素材そのものの味を楽しみましたが、今回は醤油で味付けをして焼くことにしました。

コンロやまな板を準備している段階から、興味深く視線を送ったり、カブが切れて形が変わっていく姿を見ていたりす姿が見られたので、今回初めて一緒に包丁を持ってカブを切ってみることにしました。

 

切る前に私から包丁が危ないものであることを言葉と身振りと表情で伝えました。

危険さを理解してほしいと思い、少し大袈裟に伝えたからなのか、包丁をもつ子どもたちは、緊張しているような、怖がっているような表情が見られました。

 

しかし、いざ包丁を握ってカブを切ってみると、どんどん子どもたちの表情が和らぎ、切られていくカブを見て、驚いたり笑ったり、大人の顔を見て「切れたね!」と満足そうな表情が見られ始めました。

1人3切れくらいずつ切っていったのですが、それでは足りずに「まだ切りたい!」と表現してくれる子どももいました。

 

自分たちで切ったカブがフライパンの中で炒められていくのをじっと見つめていた子どもたち。

そこに醤油をいれると、「ジュ―!」っとフライパンから音がして、煙が上がりました。

それには子どもたちも大興奮。「あっ!」と驚き指をさして、フライパンの中の様子を見ようとしていました。

 

さて、子どもたちと一緒に作ったカブの醤油炒めが完成しました。

皿に移すと「ちょうだい!」と子どもたちの手が伸びてきます。

手のひらに乗せると、上手に口に運び、いざ実食!

よく噛んで味わう子ども、おかわりを求める子ども、一回口に入れてもう一回手のひらに出す子どもなど、子どもたちの反応は様々でした。

 

しかし、以前、茹でたカブの時は、口に運ばずにただ触る事を楽しんでいた子どもが、今回はパクっと口に入れてくれたのです。

のみ込む事は出来ませんでしたが、口に入れること自体が大きなステップだったので、とても嬉しかったです。


今回子どもたちと一緒にクッキングをするにあたってのねらいは、食事への興味を引き出すことでした。

完了食に移行して離乳食の時にはなかった好き嫌いが出てきているお子さんも多いです。

調理をして食べられる物に変化する過程を通して、「これはなんだろう?」「食べてみたいな」「いい匂いだな!」「美味しそうだな!」と感じる事で、食への興味・関心を広げることができる機会の一つがクッキングの活動だと実感しています。

 

今回はカブを調理しましたが、今後はさらにたくさんの食材に触れていく機会を設けていきたいです。

食事への興味がどんどん広がっていきますように。

文責:中村

 

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