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2023.02.28

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おちんちんをいじるのって…

おうちの方から「おちんちんを寝る時にさわっているのですが、大丈夫ですか?」「はずかしい…」「女の子なのに…」等の相談を受けることがあります。

「おちんちんや、お股を触るなんて!」と思っていませんか?

子どもだっておちんちんを触ります。そして自分のからだだからこそ、触っていいのです。

 

幼児自慰について

幼児の自慰行為を「幼児自慰」といい、男の子も女の子にも「幼児自慰」はあります。

幼児が自慰行為をする理由として次のようなことが考えられています。

①自分のからだに興味を持ち始めている。

純粋に「これ、なんだろう。」「男の子と女の子は違うの?」「どうして?」と思い始める時期なのです。

②性器を触っているうちに、圧迫感や刺激から偶然に気持ちよさを発見し、心地よさや安心感を得たいとき、不安な気持ちを落ち着かせる時に行う。

 

ただ、大人の自慰行為と大きく違うことは「性欲からくるものではない」ということです。

 

知っておきたい大人の対応

「恥ずかしいからやめなさい!」と叱ることは、子どもに性を恥ずかしいものと認識させてしまい、性に関して何か困ったことがあった時「親に相談してはいけない」というメッセージにもつながります。

私達大人が「幼児自慰」や「自慰」について理解し、次のようなことを伝えていきましょう。

〇 おちんちん・お股を触ることは、いけないことでも恥ずかしいことでもないよ。
〇 おちんちん・お股はプライベートゾーンだから、人前で触るのはやめよう。
〇 おちんちん・お股を触ることはとてもプライベートなことだから、ひとりだけの時間や場所でやろう。
〇 おちんちん・お股は綺麗な手で触ろう。
〇 おちんちん・お股に強い刺激を与えるようなことはやめよう。

 

プライベートゾーンについても一緒に話をし、自分のからだを守れるよう、3~5歳くらいで話ができるといいですね。

 

0歳から性教育をはじめましょう

◎自分の体は自分のもの、心地よさを大切に!

プライベートパーツは親子でも「触るよ〜」と声をかけていきましょう。または、3歳くらいからは、「他の人にプライベートパーツは見せない。触らせない」も、ぜひ伝えていってくださいね。

◎スキンシップは時間を見つけて、短い時間でもしっかり目と目を合わせて!

幼児期は愛着形成をしたり、心地よいタッチの感覚を育んだりする一番いい時期です。親子で肌と肌を触れ合わせ、目と目を合わせ、あたたかさを伝えていけたらいいですね。

◎性教育の絵本の活用しましょう。

直接話すのは難しいですが、絵本を通じて、大人が一緒に学ぶのも性教育です。私たちの体や心の仕組みの不思議さ、壮大さを、ぜひ親子で感じてみましょう。

 

幼児期だからこそできる性教育があります。「小さいからまだ知らなくていい」「子どもだから誤魔化しておこう」ではなく、子ども達の疑問や思いにしっかり向き合い、一緒に学ぶことが、悩みが多いと予想される思春期の子育てにつながっていきます。

文責:壽福

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