お知らせ
2023.05.19
Blog
運動会に向けて〜自分の意見を伝え合う〜(年長 5歳児)

今年の運動会はどういうものにしていくか、運動会の取り組みを通して、子どもたちに培ってほしい力はどんなものかを年長職員で話し合いました。
年長組は、
〇保育の中で様々な運動遊びをしていき、想像を膨らませながら、意欲をもって運動会に取り組んでほしい
〇自分のやってみたいことを話し合いで友達や保育者に伝え合いながら、主体的に運動会に向けて取り組んでほしい という思いから、
「様々な運動遊びを経験する中で、身体を動かすことを楽しむ」「自分のやってみたいことを見つけ、友達や保育者と伝え合う」という2つのねらいを設定しました。
子どもたちにとっての運動会って?
4月中旬から、「運動会ってどんなもの?」「どんな気持ちが生まれるの?」という2つの切り口から話し合いをすすめてきました。運動会への共通認識を持つことが目的です。
話し合いでは、
・クラスを2グループに分け、話し合いの行方を可視化するためにウェブマップを作成
・子どもたちが意見を出しやすいように、少人数で話し合いをするという工夫をしてみました。
話し合いでは、それぞれに自分自身の心で感じたことや意見の交換を繰り返しました。緊張していたり、自分の思いをどう表現していいか迷っていたりしていた子どももいましたが、次第に一人ひとりの思いや意見、心の奥の気持ちまで掘りながら話す姿に成長を感じました。
昨年度のことを覚えている子どもたちは「家族が来てくれて(見てくれて)嬉しかった」「かけっこで勝てて嬉しかった」「応援が嬉しかった」という気持ちや「運動会はできるようになったことを、家族に見てもらう日!」という意見が聞かれ、期待感を持っている事が分かりました。
一方で、子どもたちにとって運動会は「楽しい!」「嬉しい!」という気持ちの他に「かけっこは走るから嫌だ」「たくさんの人に見られるのは緊張しちゃう」というような本音も出てきました。
そこで、『どうしてそう思うのか』、『緊張や嫌だという気持ちを少しでも前向きにとらえるにはどうしたら良いのか』も一緒に考えることにしました。
就学を控えている年長児。小学校では、自分の好きなことだけでなく、「やりたくない」と思うことにも取り組まなくてはいけない場面がでてきます。少しずつ、「苦手だな」「やりたくないな」と思うことにも挑戦し、「苦手だけどできた」「がんばれた」という経験を積み重ねられるように関わっていきたいからです。
実際の話し合いでは、
「走るのが嫌なら歩いたらいいんじゃない?」「少し走る長さを短くするのはどう?」など、走ることが大好きな子どもたちが一生懸命友達を励ましたりアイデアを出したりする様子があり、グループで一つになって、友達の悩みや困っていることについて話をする姿がありました。この話し合いの積み重ねで、苦手に思っていた気持ちから少し踏み出して、「やってみようかな?」という気持ちが芽生えてきました。
どんなことをしていきたい?
気持ちを聞いた後は、家族に見てもらう運動会でどんなことをやっていきたいかを聞きました。
かけっこ、リレー、二人三脚、玉入れ、綱引き、ボールあて、鬼ごっこなど様々な競技が話し合いで出てきました。
その中から4つにしぼり、実際にやってみて、競技を決めることにしました。
①かけっこ
②リレー
③玉入れ
④綱引き
手を挙げるだけの決め方ではなくて、、、!
さて、実際にやってみることで子どもたちもその競技がどんなものか、何を使うのかなど具体的に知ることができたようです。
「綱引きは手が痛くなったね」「何回も負けると悔しいね」「勝ててうれしかった!」というような感想が出てきました。
そのような発信を踏まえて、今回は手を上げる多数決ではなく、シールを使って競技を最終決定しました。
【決め方】シールを一人一枚配り、運動会当日にやりたい競技の方に貼る。(走る競技一つ、道具を使う競技一つの計2つに絞ってもらいました。)
その様子が下の写真です。
シールを使うことで、手を挙げる多数決の方法より、自分の意見がシールという目に見える形に込められるというメリットがあります。
話し合いや競技のお試しを経て実際に決まったのはリレーと玉入れです。
やりたくないこともやってみたら楽しい!
運動会への苦手意識があった子ども達が、色んな運動をすることで次第に「楽しみかも?」と思い始めているような姿が見られるようになりました。
子どもたちと話し合いを行う中で、「どうして嫌なのか」理由を受け止めながら、「どうやったらできるようになるか」一緒に模索する日々です。
少しでも「体を動かすって楽しい!」と思ってもらえるように私たちも努めていきたいと思います。
ぜひ園での運動会の様子をお子様にも聞いてみて下さいね。
来週以降に練習や取り組みの様子をブログでアップしていく予定です。お楽しみに。
文責:中村