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2023.05.11

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今引き出したい力(0歳児 れんげ組)

5月から新たに1名の新入園児を迎え、4名の子ども達とゆったりと穏やかな時間を過ごしているれんげ組。その中でも、子ども達は興味のある物や音の方に向かい、自分達の身体を動かそうとする姿もよく見られるようになってきました。

今回は、ハイハイとずり這い(根っこのの動き)の重要性と今の子どもたちの姿を照らし合わせながらお伝えしたいと思います。

 

現在の子ども達の動き

今のれんげ組の子ども達は、ハイハイとずり這い、月齢の高い子になると掴まり立ちをしようとする姿が見られています。

私たち職員も日々、興味のあるものに向かって一歩を踏み出そうとする姿に

「頑張れ!もう少し!」

と声をかけたり、おもちゃに手が届いたときには

「できたね!やったね!」

と一緒に喜んだりして過ごしています。

少しずつ安心できる大人の側で、気になる場所に自分から体を動かそうとする意欲的な姿が印象的です。

 

ハイハイとずり這いの重要性って

身体が発達し、歩行が安定し始めてくると「最近転びやすくて、心配です。」とご相談をいただくことがあります。

よくよくご家庭の様子を聞くと「ずり這い、ハイハイをあまりしなかったな‥‥。」ということも多くあります。

ハイハイとずり這いだけが、転びやすい要因とは言えませんが、この時期のハイハイ、ずり這いは股関節の機能や体幹を発達させる大事な動きですまた、この経験は乳児期に十分に経験できなかったとしても、幼児期の活動の中で補えるものと言われています。

錦ヶ丘では、0歳児から5歳児までのどの学年でも、保育の中でハイハイやずり這いの動きを引き出す環境づくりを行っています。

 

こども園での活動

「寝返り、ずり這い、ハイハイ」のような地面に近い動きのことを、錦ヶ丘では”根っこの動き”と呼んでいます。

この動きは、ピアノの音に合わせて身体を動かすリズムの中で、『どんぐり』=寝返り、『わに』=ずり這い、『おうま』=ハイハイとして取り組んでいます。

また他にも、運動遊びでは、上体を低くして移動するような動き”くぐる”を引き出す環境を意図的に作り、身体を動かす中で自然と身体が地面に近付くような機会をつくっています。

 

他にも…

◯興味のあるものに手が届きそうだけど、自分から近づかないと届かない距離におもちゃがある環境。

◯ゆく先がよく見えて、子ども達が自然とくぐりたくなる環境。

実は特別な活動ではなく、普段の生活の中で使っているものに、子ども達の発達を促すヒントが隠れているなと私たちも感じています。

 

次回のお知らせ♪

昨日は難しかったことが、できるようになった!と、一日一日着実に子どもたちは成長していっています。

その出来事を、保護者の皆さんと共有できることをとても嬉しく思います!

今月のブログが、少しでもより良い発達のためのヒントになれば幸いです。

 

次回のブログでは、離乳食をテーマにれんげ組の実態と照らし合わせながらお伝えできたらと思います! 楽しみにお待ちください🎵

 

文責:武田

 

 

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