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2023.05.23
Blog
小さな研究者たちを見て思うこと(1歳児つくし組)

なたおれの木を吹き抜けるさわやかな風を感じながら、今日も子どもたちは、園庭で自分のしたいことに思いきりエネルギーを注いでいます。
そんな子どもたちの遊びを見守る中で、子どもたちって小さな研究者のようだなあ。といつも感じます。
0歳児でも5歳児でも、内容に大きく違いはありますが、ついこの間までは興味のなかったことが、今日はできている! なんていうことがありませんか?
(時にはやめて〜!と言いたくなるようなことも…)
そこには子どもたちなりに、
目の前にあるものを観察したり、どうなるのかな?と疑問に感じたことを、様々な方法で繰り返し確かめたり、試したりしたことを自分の知識や新しい動きとしていった過程があるのだろうと思います。
水たまりから見つけたもの・・
ある雨上がりの晴れた日、泥遊びの大好きなAくんが、水たまりを見つけて、
「おっ!」
と呟いていました。
どうするのかな?と見守っていると、指先で水面を揺らし、次は手のひらで水面をたたきます。
水面に広がる波紋を眺めると、今度は水が濁っていることに気付き、じっと水たまりを見つめた後、水たまりから大好きな泥をつかみ上げたときに、初めてAくんと目が合いました。
「あったよ!」
と、満足げな笑顔で、こちらを見上げたのでした。その後は全身を使った泥遊びへと広がりました。
実際はわずかな間でしたが、
今回のAくんの姿は、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」の5領域のうち、「環境」領域のねらいのひとつである、
「身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心を持つ」
ことに通じます。
またAくんの泥遊びから、
「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」の観点を踏まえて、今後予想される姿と育まれる力を考えると、
例えば、
・泥に日が当たったり、泥に加わる水の量に応じて、固さや形状が変わることに気がつく(思考力の芽生え)
・道具を使って泥を扱う(思考力の芽生え)
・泥を使い、友達と一緒に山を作る(共同性・言葉による伝え合い)
というように、泥遊び一つとっても、今後遊び方は変化し、育まれる力も広がっていくことが予想されます。
幼児期に育ってほしい10の姿の詳細は、
からご覧ください。
遊びが学び。
いかに子どもたちにとって遊びが大切か、
という事が前述の子どもの姿からよく分かります。
今どんな見守りや、対応、環境作りが必要か、保育者は悩ましくも楽しく考える日々ですが、手を伸ばせば、すぐに自然に触れられる豊かな環境の中で保育が出来ることを幸せに思います。
最後に…
もし子どもたちが、おうちでも何かを研究していたら、安全な状況と、おうちの方の気持ちにゆとりがある場合に限っては、
「いま何かを学んでいるんだ、研究しているんだな…」
と、温かなまなざしで見守っていただけたらと思います。
文責:高山