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2023.07.31

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苦手だからこそ!〜食育活動〜(年少・3歳児)

年少組の生活がスタートしてから、あっという間に4ヶ月が経ちました。子ども達も園生活に慣れ、登園時泣いていた子ども達も、泣かずに保護者と別れる事ができるようになりました。様々な活動を経験をする中で、食への興味や関心も広がっている様子があります。苦手な食材に挑戦したり、食べる量が増えたりという変化を子どもと共に喜び会うことを大切にしています。

「園でどのように食事を摂っているのだろう?」「苦手な野菜を食べる事ができるようになる工夫って、どんな物があるのだろうか?…。」と、思われることもあるのではないでしょうか?今回は、食育活動を通じての取り組みをお伝えします。

 

お家の味が一番

私たち大人も、苦手な食材をわざわざ食卓に並べる機会って少ないのではないでしょうか?保護者が、トマトが苦手なら、きっと食卓に登場する機会は少ないかもしれません。また、食材だけではなく、調理法も得意、不得意があるので、初めてみるメニューには、抵抗がある方も多いのではないでしょうか?

我が家も、魚は焼くか刺身か…時々煮物くらいで、園で出る香草焼きや手の込んだ料理はあまり食卓には上がりません。錦ケ丘の給食は、和食中心で様々な食材を取り入れ、私自身も「どうやって作るの?」と給食室に聞きに行くこともしばしば。(クックパッドのにしきキッチンもぜひご参考に!)

園と家庭との違う環境の中で、見たことのない野菜や料理が出てきたら、戸惑うのも当然です。

本物に触れる中で

「苦手な食べ物が多い子どものために」と多く取り入れた活動の一つが、給食室のお手伝い。その日に使う野菜の下準備に多く挑戦しました。ピーマンの種取り、そら豆のさや剥き、春菊の葉ちぎり、トウモロコシ・玉ねぎの皮むき、枝豆ちぎり、カボチャの種取り…他にもいろいろ。

初めは興味を示していなかった子どもも、友達が挑戦する姿に興味を持って取り組む姿が見られました。中には、ついかじってしまう子ども達もいましたが、すべてが経験です。生の野菜を触り、においをかいで、目で見る、五感を使って様々なことを感じながら野菜と向き合う。食べることが出来なくても興味を持つ。又は、近くで見る。これも食育だと考えています。

 

手伝った野菜が入っている給食を紹介しながら食べることで、少しだけ興味を持って「食べてみようかな?」と、挑戦する姿もあります。

 

みんなで食べるって楽しい

初めは手を付けることも出来なかった子ども達も、この4ヶ月で、「園の給食はおいしい!」「苦手な野菜も食べてみようかな~。」と、ほんの少しだけ食べてみとうとする姿も見られるようになってきました。

まずは、食べることが楽しい!と思えることが一番。そして、無理なくそれぞれの子どものペースで様々な食材にも挑戦していけるよう、工夫しています。

園では、子どもに合わせて量を調整したり、ハサミで小さくしたりすることで食べやすさや完食する喜びを感じられるようにしています。

 

クラスごとに食べていた給食ですが、新園舎ではランチルームで給食で給食を食べる事になります。

まずは、7月より学年で一緒に給食を食べる「年少組ランチルーム」を開始。流れを少しずつ覚え、つばき・すみれどちらの友達とも同じ机を囲み会話を楽しみながら食べる姿が見られるようになりました。2学期は、リズム室で年少~年長組(3歳児~5歳児)が一緒に給食を食べることを目標にしています。

 

これからますます熱くなり、大人も食が細くなりがちです。子どもも同様です。「朝ごはんが進まなくて…」なんて声を聞くこともしばしば。しかし、朝食は大切です!子どもが午前中の活動を元気に過ごせるよう、おにぎりやパン、バナナなど食べられるものをしっかり食べて登園できるよう送り出していただけると幸いです。

 

文責:田中

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