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2023.07.14

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ママボール大好き~童具活動~

暑さも日々増していき、本格的な夏もすぐそこまで来ているようですね。

6月は童具の担当として、年中組とくるみ組で童具「ママボール」の活動を行いました。

今回はその様子をお伝えしたいと思います。

ママボールとは

ママボールはおっぱいの柔らかさと弾力をもったボールです。

スポンジ状で部屋の中で投げても安全。

そして、球体の全体形が目に印象づけられるように、単色で模様のない3原色になっています。

 

ボールのシャワー

子どもたちが大好きなボールのシャワー。

たくさんのボールが降ってくる前のドキドキ感が伝わります。

この時の子どもたちの笑顔は本当に素敵です。

シャワーとボールを集めることを数回することで、ボールに

触れる

取る

離す

掴む

握る

捕まえる

転がす

等のボールの特性を直感で感じ、手や身体機能を発達させています。

 

ボール転がし

斜面の角度によって速度の違いを楽しみながら繰り返し遊ぶ様子が見られました。
中には斜面の下から上にボールを転がし、そのボールを自分で受け取る遊びを見つける姿も!
斜面を利用して、転がす活動や捕球する活動ができます。

雨樋を使って遊ぶ

雨樋を使うと子どもたちがボールの動きを集中して見るようになりました。
また、方向性が定まるためボールを捕まえやすい状態になります。
1人の友達がボールを転がすともう1人が下の方で待ち、ボールをキャッチするという場面が自然に出来上がっていました。

わらべうた遊び

最後はボールをオーガンジーの上に転がし、わらべうたに合わせて弾ませました。
年中組ではみんなで息を合わせてボールをあげようとしましたが、なかなか成功しませんでした…(これがなかなか難しい!)、次回に期待です!
歌に合わせることで、ボールが踊っているように感じ、子どもたち自身もボールのようにワクワクしながら弾みながら楽しんでいるように感じました。

ボール遊びって楽しい!

今回はくるみ組(2歳児)と年中組(4歳児)でほとんど同じ流れで活動を行いました。

それでも、2歳児だから難しい。

4歳児だから物足りないということは感じませんでした。

年齢は違えど、子どもたちはボールが大好きなんだと実感しました。

その理由をママボールの考案者、和久洋三さんはこう言っています。

 

「子どもたちがボールを愛する理由はボールを自分と同じように動きまわり跳ねまわることのできる分身のように感じとるからです。
人間は自分に似ているものを通して、自分を成長させようとするからです。」

また、

「単純な形体という点でボールは最初に与える童具となります。

 単純なものからしだいに複雑なものへ、単一な世界からしだいに多様な世界へ、

 これがものごとを理解する筋道だからです」

くるみ組ではこれまで数回ママボールの活動をしてきましたが、年中組の子どもたちと一緒に活動したのは初めてでした。
年中組の子ども達から、

「楽しかった!」

「またやってみたい!」

という言葉をたくさんもらいました。
次回も和久さんの童具への熱い想いを受け取りながら、楽しく活動を行っていきたいと思います。

 

参考文献:和久洋三著 遊びの創造共育法 ボール遊びと造形

文責:森

 

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