お知らせ

2024.01.13

Blog

餅つき会

年末、錦ヶ丘でも餅つき会を行いました。新園舎に移って初めての餅つき会!お祝いの気持ちも込めて、紅白の餅もつきました。錦ヶ丘の食のこだわりから、食紅は使いたくない!という事で、年長児が紅餅を作る方法を考えました。もち米を炊いたり、触ったり、餅をついたり、丸めたりと五感を使って多くの事を経験し考えた一日となりました。

 

ねらいは…

  • 日本の伝統文化に触れ、もちつきの意味を知る。
  • 米が餅に変わる様子を知り、科学する心を刺激する。

2つの狙いをもとに活動を進め、年齢に応じた保育内容を考え、取り組みました。

年長組の子ども達の取り組みを中心にお伝えしたいと思います。

 

何で餅を飾るの?

錦ヶ丘の園行事は、ただイベントごととして体験するだけではなく、その前後の活動を大切にしています。

「何で餅をつくのか?」「何で餅を飾るの?」という事も絵本などを通して、考える時間を持ちました。

年長組(5歳児)は、いつも保育室の炊飯器で炊いている白米との違いを感じながら、もち米を炊くことにも挑戦しました。

 

餅をつく道具?

杵とうすを玄関に出し、子ども達の目の触れるところに準備し、餅つき会への期待を高めました。

「これ知ってる!」と興味を示した子ども達は、送迎時に家族と一緒に見る姿もありました。

 

紅餅を作るには…

 

紅白の餅を作るためにはどうしたらいいのだろう…年長組のサークルタイムで話し合いを行い、「いちごジャムを入れたらいいのでは?」と実験スタート。炊飯器を使って、紅餅作りに挑戦。ジャムをどのタイミングで入れたらいいか、どのくらいの量にするかなど、試行錯誤しながら当日を迎えました。

実際杵と臼で紅餅づくり!臼にもち米といちごジャム入れ、臼で突きます。イチゴジャムのいい香り!ペタペタとついていくとだんだんと色づき子ども達も大満足!鏡餅用に丸めてみました。

 

 

他には…?

 

近年、餅を食べたことのない子ども達も増えており、誤飲窒息防止の観点から、今年度は餅は食べず、丸めたり触ったりと感触遊びを楽しむことにしました。

触っているとだんだんと固くなってくることに気付いた子ども達。3歳以上の子ども達は、自分で丸めた餅は持ち帰り、家庭でも感触遊びを楽しんだようです。翌日の連絡帳では、家庭でも伸ばしたり、丸めたりを楽しんでいたことや、色々なものに巻きつけて遊んでいたことや家庭に鏡餅として飾ったことなど多くのメッセージをいただきました。

 

その他にも炊きたての餅米を触ってみたり、口に入れてみたりと餅つきができなかった012歳の子ども達も楽しむ姿がありました。いつも食べる白米との違いも感じる事ができたらいいなと感じます。

そして、昨年度まで様々なトッピングをして餅を食べていたことから、今年度は餅米のおにぎりに好きなトッピングをして食べてみました。今回はあんこ・きなこ・年長組の作った味噌で作った砂糖味噌・いつも給食で食べているダシがらで作ったふりかけの中から好きなものを選び、おはぎのようにして食べました。

沢山のお手伝いももらって

様々な伝統行事。餅つきもその一つですね。家庭で杵とうすを使って餅つきを行う家庭はそう多くはない時代。子ども達と一緒に見たり、体験したり、考えたりする中で、様々な事を学び、考える楽しさや喜び、体験することの楽しさを感じる事ができればと思っています。保護者ボランティアも多くいただきました。沢山のご協力ありがとうございました。そして、地域の方のご理解ご協力をいただきながら楽しく活動を行うことができました。ありがとうございました。

 

飾った鏡餅に…

園で作った鏡餅…何やら点々が…飾られた鏡餅を見ながら、何やら注目する様子の子ども達。乾燥が甘かったのかカビが発生してしまいました。せっかくでしたが、園で作った鏡餅は年内に下げ、購入した物を飾り新年を迎えました。色々な事に「なんで?」「どうして?」と学びの種が沢山。これからも子ども達の学びの種を一緒に育てていきたいと思います。

文責:田中

 

 

当園についてや入園に関しては
お気軽にお問い合わせください