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2024.01.27

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鬼火焚き

毎年こども園の園庭で行っていた鬼火焚き。

今年は園庭工事もあり、1月10日(水)に姉妹園である錦ヶ丘プラス+で行いました。

錦ヶ丘プラス+に移動する間、昨年とは違う鬼火焚きに子ども達はとても興味津々。

移動する時間も、

「鬼火焚きって何だろう?」

「どんなふうにするんだろう?」

と想像を膨らませながらワクワクしていたようでした。

 

鬼火焚きとは?

 

鬼火焚きとは、1月7日に大きなやぐらを組み、正月飾りについてきた鬼(悪霊)を追い払う鹿児島の伝統行事です。

大きなやぐらを焼くことで1年間の無病息災を祈願されるといわれています。

今年も子ども達が安全にのびのびと過ごせることを祈願して鬼火焚きを行いました。

 

鬼火焚きスタート!

着々と鬼火焚きの土台が出来上がるのと同時に、子ども達も少しずつやぐらの周りへと集まってきました。

 

やぐらに火をつける瞬間を子ども達は瞬きをせずにじっと見つめます。

火がつき始めると、

「わあーー、すごーい」

と歓声と共に喜んだり、舞い上がる煙を手で触れようとジャンプしたりと子ども達は燃え上がる火に大興奮。

燃え上がる火と共に子ども達の興味も深まっているようでした。

 

鬼火焚きの火から出る煙を浴びると、1年間健康で過ごせるといわれています。

参加した子ども達も皆、自分たちで手を仰ぎながら煙を浴びて、一年間の健康を願いました。

今年もたくましく元気な身体で過ごしていけそうです。

だんだん小さくなっていく火から「パンッ」と竹の弾ける音が。

子ども達も突然の大きな音に驚いていましたが、普段体験できない煙の匂いや火の温かさを子ども達は五感で感じていたようです。

伝統行事に触れる大切さ

伝統行事は月によって違ったり、地域によって違ったりと、年に一度の貴重な時間です。

私たち保育者もまだまだ知らない行事もあるかもしれません。

「鬼火焚き」というのも鹿児島の伝統行事ですが、他の地域では違う名前かもしれませんね。

今回は鬼火焚きという伝統行事に子ども達は直接に触れ、親しむ良い機会となりました。

これから「節分」「ひなまつり」など様々な伝統行事に触れていく予定です。

自分たちの住んでいる日本の伝統行事を知り、伝承していく使命を担う子ども達。

この経験が今後の良き経験となればと思っています。

 

 

文責:寺口

 

 

 

 

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