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2024.02.21

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就学に向けた園での取り組み(年長 5歳児)

今回は、年長組が園で取り入れている『就学にむけての取り組み』をお伝えします。

 

アプローチカリキュラムを活用しています!!

年長組は、9月頃からアプローチカリキュラムを取り入れながら保育を行っています。

『アプローチカリキュラム』とは、小学校へスムーズに移行できるようにするためのカリキュラムのことで、小学校の先取りをするようなものではありません。生活や遊びの中で小学校の学びに繋がるような経験や生活習慣を身につけることきるような内容です。

今回は特に、生活習慣の定着についてお話していきます。

 

給食の時間

12月頃から就学に向けて給食の食べる時間を決めるようにしています。子どもたちが時間を意識しながら行動したり、時計を見ることで数字に親しむ経験を重ねて欲しいからです。時間の目安としては、30分です。

時間は設定していますが、その日の子どもの様子によっても違うため、柔軟に時間を設定しています。最初は、友達との話が弾み食が進まない様子やゆっくりと時間を気にすることなく時間をかけて食べている姿もありました。

時間に意識は向けながらも、「食べることって楽しい!」「友達と一緒に食べるともっとおいしい!」と食べることのへの興味を広げ、楽しさを感じながら食べるということは今までと変わらず大切にして関わっています。

次のステップアップとして、「どうやったら子ども達が意識できるか」と年長職員で話し合いを行いました。ランチルームに食べに行く前に、「〇の針までに食べ終わろうね」と声を掛けるようにしてみたところ、子ども達が時間を意識して食べようとする姿に変わり、今では、子ども達から「今日は〇の針まで?」と聞いてくれるようになりました。

時間を意識しながらも、友達と一緒に食べる楽しさや美味しさを感じながら給食の時間を過ごしています。

何かを取り組む前に、具体的な行動について大人と一緒に考えることで、自分で意識して行動しようとするようになりました。

 

着替え

年長の夏頃から、立って着替えることができるように声掛けをしてきました。小学校の教室を思い出していただくとわかると思うのですが、一つの教室に机といすがぎっしり詰まっているので、広いスペースを使って着替えることはできません。床に座って着替えたりすることができない学校もあります。それを見据えて、このように机に必要な服だけを出して着替えるようにしてみました。初めは、机全体に広げている子どもや机の下にも荷物を置いている子もいました。ですが、毎日続けていくことで、限られたスペースで立って着替えることができるようになってきています。環境を整えてみると、さすがの子ども達、ちゃんとできていました。

小さい頃、「自分でやりたい」という気持ちを持って取り組み、周りの大人やお兄さんお姉さんが服を畳んでいる姿を見て、憧れ、真似をしながら取り組んできた子ども達。今では、年下の子ども達のお手本になるぐらい洋服を綺麗に畳むことができるようになっています。

環境が変わってもすぐに新しい環境に合わせることができる姿は、小さい頃からの「さぁ、あなたならどう考えて、どう行動する?やってみよう!」と子どもの育ちを支えてきたことと、自分で考えて行動する経験の積み重ねの賜物です。

 

文字に親しむ活動

12月頃から『文字に親しむ活動』を取り入れています。

活動は、職員が子どもたちの実態に合わせながら活動を計画し、「書くことって楽しい」「ひらがなって面白い」と感じることを目的に取り組んでいます。

活動の中では、鉛筆を使った遊び(運筆)を通して、ことばや文字に触れることを楽しんでいます。そして、普段の遊びの中でも、言葉遊びやかるた遊び、絵本を読む時間などを作ることで、興味を深め、文字を書いてみようとしたり、読んでみようとしたりする姿も増えてきています。

★運筆とは・・鉛筆の書き味を楽しみながら、のびのびと鉛筆を動かせるようになるための活動のことです。鉛筆の書き味に慣れ親しみ、書くことを楽しんだり、手首の返しや筆圧の調整を遊びを通して学びます。

文字に触れる前に、大きな丸を書いたり縦線、横線、波線などを書いたりし、手首の動かし方、腕の使い方、適切な筆圧もわかり、最初は色が薄くて波を打っていた線も文字の線も濃くなり、しっかりとした線を書くことができるようになります。文字も簡単な一筆で書けるものから少しずつ進めているところです。子ども達が、「文字を読んだり書いたりすることって楽しいな!」「もっとやってみたい」という気持ちを持って取り組めるように保育者も活動の進め方を工夫しています。

そして、活動の時間も10分、15分から少しずつ時間を伸ばしています。普段の活動の中で、みんなで一斉に座って活動することはありませんが、最初から最後までしっかり座り、指示を聞きながら取り組む姿があります。普段の活動の中で、一斉での取り組みはなくても、「サークルタイム(話し合い)の中で他者の話を聞く」「自分の思いを相手に伝える」という活動を取り入れていたことで、環境が変わっても子ども達が新しい環境に合わせることができていました。

運筆の活動をする前に、小学校へ見学に行っていたことも、子ども達が小学校への期待から意識を持って取り組めたことの一つだと思います。

 

さいごに・・・

このようにこども園では、就学に向けて、子ども達が小学校にスムーズに移行できるよう活動を考えて保育を行っています。ここで紹介した内容はほんの一部ですが、『靴を立って履く』『午睡を減らしていく』など生活の中でも少しずつ就学に向けた取り組みを行っています。

また、保護者の皆様にも『ご家庭で取り組んでいただきたいこと』をお伝えし、各ご家庭でも就学に向けて『明日の準備をする』『小学校に向けて歩く練習をする』など小学校に向けて取り組んでくださっています。

 

就学まで、残り約一か月となりました。

小学校へ行っても、大きな戸惑いや不安にならないように、ご家庭との連携を大切にしながらできることをこつこつと積み重ねていきます。

 

文責:武石

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