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2024.02.24

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進級に向けた取り組み(2歳児 年少々組)

くるみ・あんず組で過ごすのも、あと1ヶ月。2月に入り、進級に向けた活動に取り組んでいます。

錦ヶ丘では年少に進級すると2階の教室で過ごすようになります。

その中で、子ども達は、2階の部屋で過ごす期待感を感じながら、年少組になる自覚が芽生えてきているようです。

子ども達が不安なく進級できるように、私たちが行っている様々な関わりや取り組みを紹介します。

 

年少組と一緒に過ごす時間

1月から土曜日の異年齢合同保育では、年少組の子ども達と生活を共に過ごすようにしています。

はじめは各学年ごとで関わりながら遊ぶ姿が見られましたが、最近では一緒になって積み木遊びを楽しんだり、言葉でのやりとりが増えたりと、年齢関係なく関わる姿が見られるようになってきました。

 

年少少組にはないブロックやパズル等の新しい玩具に興味を持ちながら遊んでいますが、まだまだ難易度の高い遊びもあります。

こんな場面がありました。

ある一人の年少々組の男の子が、パズルを上手くはめることができず、保育者に

「どうやってするの?」

と声を掛けてくることがありました。保育者は、一緒になってパズルをしようと近くに行きますが、その場面を見ていた年少組の女の子が

「こうやってするんだよ!」

と優しく教えてくれていました。そこから保育者が入らなくても、子ども同士で遊びが進み、楽しそうにパズル遊びをする雰囲気に。

 

年齢の違う学年と過ごすことで、年少々組の子ども達は、年少組に憧れを抱くようになり、年少組の子ども達にとっても、子ども達それぞれの自信につながります。

どちらにとっても、良い刺激を感じられる場面になったのではないでしょうか。

これから異年齢の関わりを増やすことで、以上児の子ども達の姿から刺激をもらい、

「できるようになりたい!」

「やってみたい!」

と期待感を持ちながら、進級することに興味が膨らむ機会になることと思います。

これから子ども同士の関わりが増えてくる姿がとても楽しみです。

 

生活をしていく中で自立を促す

進級してからは、今の生活の流れが大きく変わっていきます。

朝のおやつがなくなったり、見守る保育者の数が少なくなったり…。

そのような大きく変わった環境の中でも、子ども達が困らず、自信を持って過ごしていけるように、着脱や降園準備等、身の回りの事に自分たちでできるように、なるべく手を掛けず、子ども達を見守るようにしています。

その効果もあってか、子ども達が自ら行動する姿も見られるようになりました。

私たちは、子ども達の自立を促すにあたって、子ども達の

「自分でやりたい」

「大人と一緒にやりたい」

という気持ちを尊重し、子ども一人ひとりの主体性を大切にしながら関わっています。

一人でできた子どもには、

「頑張ったね!」

等とできたことへの認めの言葉掛けをし、

一緒にやってほしいといった子どもには、少しだけ手を掛けながらできたことを認めつつ、

「今日は一緒にやりたかったね」

と受容しながら関わるようにしています。

これから少しずつできるようになったことへの達成感が、進級した後での子ども達の自信につながってほしいと思っています。

環境が大きく変わっても…

1ヶ月後には、年少組へと進級し、新しい生活がスタートします。

保育者が変わり、新しい友達も増え、ランチルームで給食を食べたりなど、子ども達にとっては、初めてのことが増える中で、

子ども達が、楽しく、安心して過ごせるようにしていくためには、保育者の関わりが大切になってきます。

これからも2階の部屋で過ごしたり、異年齢の関わりを大切ににしたりと、進級することが楽しみになるような活動を行っていきます。

環境が大きく変わっても、その変化を楽しむ子ども達を育んでいきたいです。

文責:寺口

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