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2024.06.21

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リズムの基本の基

毎朝ピアノの音に合わせ、元気に身体を動かす錦ヶ丘の子ども達。

今回のブログは、錦ヶ丘の保育の三本柱でもあるリズムについてお伝えします。

基本のリズムとは

リズムとは、音楽にあわせて体を動かす活動。
寝転ぶ、這う、高這い、歩く、走る、跳ぶなど、ヒトの運動発達に沿った動きを取り入れ、楽しく体の基礎を作る活動のことです。

リズムの基本となる動きは主に三つあります。

①金魚

床に仰向けになって、バンザイの恰好をして、体をくねくねとくねらせる背骨の運動

 

②どんぐり

横になり、両腕を耳につけるよう伸ばし、仰向けになる。片足を腹部へ深く曲げ、膝が床に着くまで腰をねじり、回転する。同時に足の親指で強く床をける寝返りの運動。

 

③ワニ(両生類ハイハイ)

肘から先、手のひら、5本の指をしっかりと前に着けて抑え、体を左右にくねらせ足の親指でしっかりと床を後ろにけって前にはう運動。

 

その他にも、うま・きりん・ます・汽車・めだか・とんぼ・かめ・あひる・三輪車・くも・スキップ・ギャロップ・かえる・うさぎと様々な動物の動きも取り入れてリズムを行っています。

リズムの基本の動きには、赤ちゃんの発達に合わせた流れに沿って体を動かします。

金魚→どんぐり(寝返り)→わに(腹ばい)→うま(四つん這い)→きりん(高這い)→ます(歩く)

乳幼児期は根の部分(床→歩く→走る)を育てる大切な時期です。

体の成長は、乳幼児期の0歳から6歳までに、子ども達の体重は6倍、身長は2.5倍になり、骨・筋肉・内臓・脳など飛躍的に育つ時期と言われています。だからこそ、乳幼児期での土台作りが大切となっていきます。

 

リズムをする上で大切にしていること

リズムを行う上で、私たちが大切にしていることは、

子ども達の「やってみたい!」「楽しい!」と思う気持ちです。

強制的にリズムを行うのではなく、子ども達が主体的にリズム遊びを楽しいと感じながら行う姿を大切にしています。

くるみ・あんず組の子ども達は、これまで上手くできなかった動きができるようになったり、お兄さんお姉さんのリズムの姿を見て、やってみたい、できるようになりたいと憧れたりとリズムへの意欲や興味が高まってきています。

各学年では、それぞれの子ども達の発達に合わせてリズムを行っています。時には子ども達のその日の様子を見ながら、リズムの種類を増やしたり、ランチルームで行ったりと、リズムの楽しさが半減されないように、様々な方法を考えながら行っています。

子ども達のリズムの様子や遊びの様子を見ると、幼い頃からの積み重ねが、現在の子ども達の成長に担ってきているようです。

遊びの中で基礎となる体の動きを習得しながら、強くたくましく、型にはまらない、野生味溢るる子どもに育ってほしいです。

リズムの基本を固めよう!

リズム担当として、今年は職員間でリズムの基本をもう一度知り、子ども達の発達や成長に沿ってリズムを行っていきたいと思います。

毎朝各クラスからリズムの音が聞こえてきている中、より子ども達の楽しい、やってみたい気持ちを引きだし、より心も体も丈夫な子ども達に育つよう、全職員で、リズムの基本の基を習得し、リズムの質を高めていきたいです。

文責:寺口

参考文献:斉藤公子 さくら・さくらんぼ リズム遊び

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