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2024.07.27

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自分は大切な存在 ~人権~

7月9日から7月11日の3日間を利用して、本園人権担当の職員が各クラスで話をしました。今回はその様子をお伝えしたいと思います。

活動のねらい・・・

本園の目指す園児像の中に「個性ある一個の人格として尊ばれる子」とあるのをご存じですか?

そんな人を育んでいけるように、今回は、

「目指す園児像“個性ある一個の人格として尊ばれる子”を、「自分も大事」「相手も大事」という人権の基本の考え方を絵本の読み聞かせやサークルタイムを通して育てていく」

というねらいをたて取り組みました。

「自分は大事な存在なんだよ」ということを伝えるにあたり、初めに子ども達の実態把握を行い、読む絵本を人権担当の職員で決めました。

〇0.1歳児 「だいじだいじどこだ」 :プライベートゾーンを知るきっかけ作りとして、自分の身体の部位を指差し、確認する。

〇2歳児 「だいじだいじどこだ」 :プライベートゾーンはどこかを知る。着替える時に気をつけることを知る。(「全部脱がないよ」を、人形を使って実演する)

〇3歳児 「だいじだいじどこだ」:プライベートゾーンを再確認し、着替えの仕方やトイレの使い方をサークルタイムで考える。

〇4歳児 「ぼくのはなし」:なぜ生まれてきたのかを知る。男女の違いを知る。

〇5歳児 「赤ちゃんの誕生」:生まれるまでの過程を知る。どのようにして生まれてきたのかを知り、大事な存在であることを感じる。

(実際に、妊娠中の保護者に来ていただき、妊娠中の話や出産の話を聞いてみました)

いざ!絵本の読み聞かせとサークルタイムへ

それぞれの年齢に合わせた内容を伝えることで、子ども達も集中して絵本を見てたり、保育者からの問いかけに積極的に答えたりする子ども達。

初めて見る絵本に目を丸くして見ている子ども、知っているワードに反応する子どもと、様々な姿がありました。

 

続けていく大切さ

学年が上がるにつれ、少しずつ難しい話になっていきましたが、繰り返し絵本を読んだり、サークルタイムを通して対話したりしながら、子ども達一人ひとりが「大事な存在なんだ」と意識して取り組む活動になりました。

“自分は大事な存在なんだ”と、子ども自身が思うことができたら、とても素敵なことですよね。

自分は大事だから・・・自分の考えも大切にしよう

自分は大事だから・・・自分の意見又は、NOを伝えよう

自分は大事だから・・・人の意見又は、NOも聞こう

自分は大事だから・・・人も大事にしよう

そうしていると、自然と人から好かれたり、助けられたりするようになり、自分を大事にしてくれる人が増えていくのではないかと思います。

子ども達の心が豊かになるお手伝いをしていくことも、私たち大人の大事な役目。

今回の活動を通して、

「(プライベートゾーンを)恥ずかしいから隠す」ではなく、「大事だから隠す、自分だけが見てもいいところ。」

「プライベートゾーンの場所はどこ?」

「どうして自分は大事な存在なの?」

ということを、何度も何度も繰り返し伝えていこうと思います。

文責:播田

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