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2024.11.29

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目で、口で、手で感じる秋(3歳児 すみれ組)

すみれ組では、11月中旬から下旬にかけて、秋を感じられる活動を取り入れてきました。クッキングや、製作などたくさんの活動を行ってきましたが、今回はその一部をご紹介していきます。

秋の食材を使ったクッキング

秋が旬の食材を使ったクッキングは芋ジャム作りをしました。子ども達は生のサツマイモを切ると「けっこう硬い…」と言いながら、手に力を込めて切っていました。その後は断面をまじまじと見たり、香りを嗅いだりして、気づいたことを友だちと話し合う姿がありましたよ。

普段は、調理されて小さく切られたり、柔らかく加熱された食材しか見ることの多い子ども達にとって、実際に食材に触れて自分達で調理をする経験は、食べることへの興味関心を高めます。自分の体を作るものに興味を持つことは、栄養や旬の食材の知識は、健康な心と体を作ることにつながります。

芋ジャム作りでは色々な工程を経て調理しましたが、それ以外にも園庭になっていた柿やウンベを収穫して、そのまま食べることもありました。この経験をした後、園庭に出ると木を見上げて「柿がある!」「ウンベがいっぱいあるよ!」と気づく姿がたくさんありました。

秋の自然物を集めたよ

秋の自然物は見上げるだけでなく、足元にも転がっています。地面に目をやるとドングリやクルミが転がっており、子ども達は大切そうに集めています。集めたものをままごとに取り入れたり、絵本や図鑑と照らし合わせてたりして、気付いたことを友だち同士で話し合う姿があります。

今の時期から、疑問に思ったことを調べることの基礎が身についていると、将来困難な事があっても工夫して取り組もうとする姿勢に繋がります。

クッキング以外の食育活動

先日は給食に出るカボチャの種を取り除く手伝いをしてくれました。カボチャの中を覗いて「種がいっぱいあるよ!」と教えてくれ、スプーンでかき出していました。種は思ったよりも沢山あって、疲れたら交代して進めていました。種を触って「つるつるしてる」「カボチャがいっぱいくっついてるね」と感触や、質感に気づく姿もありました。

食育活動と聞くとクッキングがイメージしやすいかもしれませんが、切ったり、焼いたりする調理工程だけが食育活動ではありません。食材に触れて観察することも食育活動の一つです。作るだけではなくて、下処理の部分でも子ども達にとって様々な発見があります。是非お家でも一緒に野菜を観察したり、種をとったりしてみてくださいね。

 

秋は自然物や、旬の野菜が豊富です。今の時期しかできない遊びがたくさんあります。公園や道路にも小さな秋の発見があるかもしれません。是非親子で探してみてくださいね。

文責:唐仁原

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