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2019.10.18

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なぜ今、教育改革なのか?~AI社会で生きていくために(リーダーブログ)

先生が教壇に立ち、何十人もの生徒に一斉に同じことを教えるというスタイルは、明治半ば産業革命に追いつくために限られた時間で同じことをする人材、軍人を育てるために始まったスタイルでした。やっと教育が時代に追いつこうと動き出している。AIが発達し未来で求められるスキルが変わってきた。今までの教育は、大学に行くための高校、高校に行くための中学校、中学校にいくための小学校、小学校に行くための幼稚園だった。上から求められるがままの教育が行われてきた、とNHKの番組で紹介されていました。この教育だと、個人の長所を伸ばすとか、個性を生かすことは、なかなか難しかっただろうということが容易に想像できます。現在33歳の私ですが、まさにその通りの学生生活だったなと思います。長所や個性を生かす、となれば部活動くらいだったでしょうか。番組では、求められるがままに上へ上へ進み、大学の先で、今後求められていく事は何?と問いかけがされていました。

 

『まっくろくろすけ』というデモクラティックスクール(サドベリースクール)の紹介番組も見ました。その日の過ごし方や何を勉強するかなど自分で決めるだけでなく、職員への給与も子どもたちのミーティングで決めるとか。自分がやりたいことを追求するためには、行動力やコミュニケーション力、協調性が欠かせません。通っている子どもが、「実は自由というのが一番難しい。決められたことをしたり覚えるほうが楽。」と言っていました。今度、職員が数名研修に行く『きのくに子どもの村』も子どもの生きる力を育む学校です。アメリカの『ハイテックハイスクール』という高校では、【暗記】ではなく【探求】をしていく。先生は【教える】ことをやめ【アドバイス】していく。すでにAI社会で活躍するための新しい教育が確立しています。この高校を舞台とした映画もあるそうですが残念ながらレンタルはされていないようです。(『Most Likely to Succeed』(新たな成功への道)という教育ドキュメンタリー映画)

 

私は栄養士です。幼稚園に勤めていなければ、このような番組が目に留まることもなかったと思います。幼児教育に関してはまだまだ理解の浅い私にも、スッと内容が入ってきた番組だったのでご紹介しました。

大人はそっと見守ります。先生達はアドバイスのタイミングも絶妙です。

私の母(68才)が子どもの頃に、携帯会社だとかIT会社、YouTuberなど想像もできなかった職業があるように、私の子ども(4才)が大人になった頃にはどんな職業があるのか想像もできません。親として、子どもの教育を学校だけに押し付けず、潜在能力を引き出してあげるためにできることは何だろう。考える毎日です。

 

~あるサドベリースクールの紹介文より抜粋~
日本の学校教育現場は世界の先進国に比べ、「知識」を詰め込み蓄積することに懸命になり過ぎて「考える」力を育んでいません。「知識」は古くなり、退化するものもありますが、「思考力」はいつの時代においても将来を見通し、時代の要請に応えていく支柱となります。

栄養士 今屋

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