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2020.07.06

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音の力(れんげ組・0歳児)

6月末に3名の子どもたちが入園し、更に賑やかになったれんげ組。

時折思い出したかの様に泣き出し、抱っこと言わんばかりに両手を伸ばしてきます。テラスで落ち着く子、友だちと同じ空間での遊びを楽しむ子、一人ひとり個性があって素敵な感性を持ち合わせています。これからどんな成長がみられるのか今から楽しみです。

 

さて、最近お隣のつくし組からステキなピアノのメロディーが聞こえてくると、その音に誘われるかの様にゾロゾロと集まりだすれんげ組の子どもたち。私たちも一緒に歌い出すと、保育教諭の顔とつくし組の様子を交互にニコニコしながら見たり、手を叩いたり…。時にはつかまり立ちをして、膝や腰をフリフリしながらリズムをとったり…それぞれに音楽を楽しんでいます。

私たちもですが、保護者の皆さんも好きなアーティストの曲を聞くと癒されたり、楽しい気持ちになったりすると思います。小さいながらに子どもたちも純粋に音を楽しんでいます。

音楽には不思議な力があります。誰にも教えられたわけでもないのにその旋律が悲しい、楽しいなど理解しています。最近では、「手をたたきましょう」の曲を歌うと、「笑いましょう、ワッハッハ」で、表情ががパーッと明るくなり、「泣きましょ、えんえんえん」と歌うと、今まで楽しかった曲奏が急に悲しくなり、悲しい顔になります。まさしく音楽の不思議な力です。

 

 

ある日、おやつを食べる時間に泣いていたAちゃんが、おやつの歌が始まるとピタっと泣き止み歌っている人の顔をジッと見るという事がありました。まるで音楽の魔法にかかったかの様に…。

そして大好きなわらべうたも同様です。

シフォンを使って遊ぶ「上から下から大風こい、こいこいこーい」というわらべうたが大好きな子どもたち。最後の「こいこいこーい」で頭の上からシフォンが覆いかぶさると更に嬉しくて、自分で頭のシフォンを取り、ニコッとします。その時に、「いないいないばあ」と言葉を添えるとさらに喜んで、またしてよ!と言わんばかりにシフォンを差し出したり、自分の頭にシフォンをかぶせたりもします。

 

 

そして午睡時の子守唄。

「ゆりかごのうた」を歌いながらトントンと背中を軽く叩きながら、ゆりかごの様に揺られながら眠りにつく子どもたち。耳から入ってくるゆったりとしたリズムが心地よく眠りに誘われます。

 

音楽には

心を落ち着かせる力がある

記憶を蘇らせる力がある

記憶を助ける力がある

運動を引き出す力がある

痛みを和らげる力がある

コミュニケーションする力がある

と、以前読んだ本の中にありました。

上手に叩いたり、リズムに合わせるという事よりも自由に叩いたり、体を動かしたり…何より音楽を楽しむ事がその先に繋がっていくのではと思います。

 

言葉は無くとも楽しい事をそれぞれの形で表現し気持ちを通じ合わせています。

言葉を超えたコミュニケーションをこれからも楽しんで育んでいきたいです。

 

文責:山下

 

 

 

 

 

 

 

 

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