お知らせ

2018.11.17

Blog

スルメづくり(年中・たんぽぽ組)後編

ザリガニを釣るためにスルメを手に入れたい!!

けれどスルメはお店に売っていない…だったらイカからスルメを作ろう!!となった子ども達。

お店の開店時間等を調べ、さんまパーティーの日(のびのび保育)にコープまで歩いて出掛けることに決まりました。

 

スルメづくり前編はこちら

 

園長先生に見送られ出発!交通安全教室や日頃の経験から、歩道を歩く姿もしっかりしていました。

コープに着いて、鮮魚コーナーを探します…

先に見つけたのはイカの刺身!「これも使いたいから一つ買いたい」と手に取ります。

するとすぐ近くに、探し求めていたイカを発見!「あった…」とびっくりして固まる子ども達(^O^)

 

レジで支払いを済ませ、歩いて幼稚園に戻ります。

さんまを焼く横で、イカの足部分等は焼いていただきました。

一杯のイカは、園長先生に開いていただき、事前に調べたレシピ通りに塩水に浸けます。

珍しい光景に、他の子ども達や職員も集まってきます。

 

 

イカから出てきた墨袋は子ども達の遊び道具に★

手に付けて遊んでいたのを見て、模造紙を準備。思い思いに描いて楽しみました。

 

1時間半ほど浸けたイカ。塩水から上げたら、さんまを焼いた網に吊るし、干し始めました。

ここからレシピ上で10日間(実際は子ども達が決めた17日間)干すことになります。

干したてのイカです!

 

 

 

干し続ける間、「本来の目的覚えてるかな…?」と、子ども達に度々尋ねましたが、いつ尋ねても「ザリガニ釣りに使いたいから」という目的はブレることがありませんでした(*^_^*)
匂いや色、硬さ等の変化を、日々目の当たりにして過ごす子ども達。気付いた変化を互いに伝え合う姿も多く見られるようになりました。

給食で出たきびなごも、途中で仲間入りしました!

干し始めて5日後

 

 

運動会が終わり、10月も終盤。「もう10日経ったよ!」と、子ども達がスルメの完成を宣言。

「先生、小さく切ってください」とのことで、3cm四方ほどの大きさにカットしました。

「一口食べてみたい」と、ちょっぴりパクリ。「イカの味がする!」「スルメって本当にイカからできるんだ」と、食材の変化に感動した様子。

栄養士や園長先生、「完成したら分けてほしい!」と頼まれていた他のクラスの友達に、スルメの完成の報告とお裾分け~とのことで、配りに行きました。

周りで見守ってくれていた人たちの「ありがとう!」「本当にスルメになったね」の言葉がよほど嬉しかったようで、スルメがザリガニ釣りにまわる頃には当初の半分ほどの量に。

 

最終的に、残念ながらスルメでザリガニを釣ることはできませんでした。

しかし、1カ月間、目的を持ち続け、達成するためにはどうしたらいいのか、自分達で考え、対話し、時には大人の力を借りながら「やりたい!」と決めた活動を最後までやり遂げた子ども達が得たものは、きっと大きかったことと思います。

職員間で振り返ると、10の姿に結び付くことも沢山あった今回のスルメづくり。

これから大きくなり、小学生、中学生と育っていく中で、自分の思いを実現するために頑張る時、今回の経験が少しでも心の奥にあったらいいなと思いながら子ども達を見守る事でした。

何よりも、ここまで自分達でやり遂げた子ども達に拍手を送りたいと思います!!子ども達の可能性ってすごいですね(*^▽^*)

 

 

当園についてや入園に関しては
お気軽にお問い合わせください