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2022.12.27
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12月 竜巻避難訓練

竜巻がおこったらどうするの?
こども園では、子ども達と以下の約束をしています。
〇放送や大人の話をよく聞いて、近くの建物に避難する。
〇身を守るため、窓やドアなどからなるべく離れる。
◯だんごむしポーズを取り、飛散物から身を守る。
〇竜巻が去った後は、大人の話をよく聞いて、安全が確認されてから遊ぶ。
訓練のポイント
今回は、以下の点について留意し、実施しました。
①天気が荒天し、空の様子がいつもと違うと気づいた職員がこあら組(職員室)に電話。
②電話を受けた職員が、竜巻注意情報が発令されている事を確認する。
③職員は、子どもの避難誘導と窓やドアの鍵の施錠し、飛散物から子ども達を守る為にカーテンを閉める。
④竜巻が去った後は、職員が園内の安全確認を行ってから、通常の保育に戻る。
※竜巻の影響で停電が起き園内の電話やタブレットが使えないことを仮定し、個人用のスマートフォンを使用し、連絡を取り合いました。
訓練の様子
竜巻訓練は、年に一度ということで、事前に各クラスで年齢に合わせた竜巻の話をしました。
竜巻の時には、『窓やドアなどからなるべく離れて避難する』『飛んでくる物から身を守るためにだんごむしポーズを取る』ということを伝えています。
いざ、訓練開始
放送が始まるとすぐに、保育者のいる部屋の中央に集まり、静かに内容を聞くことができていましたよ。
竜巻が発生したことがわかると、即座にだんごむしポーズを取り、次の放送があるまでほとんどの子どもがそのままじっと待つ子ども達。保育者が、窓やドアの鍵を掛けたり、カーテンを閉める様子を見たりすることで、火災や地震と違う事を感じ取っていたのではないかと思います。
訓練後は、活動を振り返り、避難の仕方について再確認。
年中組(4歳児)では、画像を見て「強い風が吹く」「家が飛ばされる」などの発言がありました。
最後に
竜巻の避難訓練は、年に一回。
いつもと違う訓練に子ども達も職員も緊張感をもって参加することができたようです。
訓練の際、私達保育者が大切にしている事は、子ども達に恐怖心を与えないということです。「竜巻が来たらどうする?」と尋ねると、「逃げる」「大人の近くにいる」「放送を聞く」などと答えてくれますが、子ども心に「もし本当にそうなったらどうしよう…」と、感じている子もいるかもしれません。
訓練のたびに、「大人は必ず守るから大丈夫だよ」ということを伝える事が何よりも大切だと感じています。
これまでの経験から、非常時は、『大人の近くに集まる』『放送を聞く』という約束事が身についてきていると感じています。それと同時に、想像できない事が起こる事に対する不安や恐怖を与えないよう、大人が必ず守る事を伝えられる訓練になるよう、今後も取り組んでいきます。
ご家庭でもぜひ、”もしもの時”に備えての話をされてみてくださいね。
文責:川宿田
イラスト引用:https://www.irasutoya.com/2013/11/blog-post_4094.html