お知らせ
2023.02.20
Blog
遊びから見える成長(4歳児 年中組)

最近、心も体も大きく成長し、以前に比べると遊び方や遊びの中での会話にも大きな変化が見られます。
〇お互いの気持ちを伝え合い、同じ目的に向かってグループで話し合って協力しながら遊ぼうとする姿
〇環境に合わせて工夫しながら、身体を使って遊び込む姿
が多く見られるようになってきました。
年中組になって、できるようになった遊びもたくさんあります。この1年で大きく成長している遊びの様子を紹介したいと思います。
新聞紙遊び
保育室に青いビニールテープでラインを2本引き大きな川に見立て、子ども達が新聞を1枚ずつ手に持った状態で、次の質問をしてみました。
「ここに大きな川があります。川に落ちないように、新聞に乗って向こう岸まで渡るにはどうしたらいいかな?どんな方法があるかな?」
すると、思いついた子が自分の考えを発表し実演もしてくれました。
①「友達の新聞と繋げて渡ればいいかも!」
なるほど、橋のイメージ!ナイスアイデア!
②「新聞に乗って動けば進める!」
体をくねくね動かして紙をずらしながら少しずつ移動。お見事!
③「手と足をついて、進めるよ!」
シャクトリムシのような動きで、これまたお見事!
④「新聞が2枚ほしい。2枚を動かして進めばいい!」
乗っていない紙を前にスライドさせて、スライドした紙に乗り移る方法!ナイスアイデア!
見ていた友達もいろんな方法があることを知り、自分流の方法を一生懸命考える姿がありました。
「新聞は2枚まで使っても大丈夫だよ。どんな方法でもいいから向こうまで渡ってみようか!」
と声をかけると、みんなが一斉に自分流の方法で渡り始めました。
・新聞を4つに割いて、手足を乗せ四つん這いで進む子
・2枚に割いてスキーのように進む子
・1枚の上で進もうとチャレンジするが思うように進まず、2枚目をもらいにきて試行錯誤しながら工夫している子
それぞれが自分なりの方法でゴールの岸にたどりつき、
「やったぁ〜。」
と、達成感に満ちた笑顔と歓声が溢れていました。
最初に渡り方を説明してから行う活動では、この様な子どもの豊かな発想力は生まれなかったでしょう。
自分で考えた方法で頑張ったからこそ、大きな達成感に繋がったように思います。
柔軟な思考力や、個々の豊かな発想力の育ちを感じることができました。また何より、楽しみながら意欲的に遊ぶ姿にたくましさを感じました。
次に
「ちょっと難しいけど大丈夫かな?2人組で渡れるかな?新聞は2枚まで。」
と、ミッションを投げかけた。
ちょっと難しい事にチャレンジしたくなる子どもの心理に火がつき、友達と作戦を練り始めました。
これまた、様々な方法でチャレンジする姿がありました。一緒に身を寄せ合いながら新聞を交互にずらすペア。手を繋いでくねくね移動するペア。それぞれ好きな方法で1枚ずつ使うペア。なんとも微笑ましい光景でした。
1つの目標に向かって友達と対話しながら方法を考え、協力し合う姿はこれまでの様々な遊びの経験があってこそです。
まだまだ学びの最中ではありますが、子ども達はこのような遊びを通して、人との関わりを学んでいます。
運動遊び
人と関わりながら遊ぶ中で必要になってくるのが、自分の気持ちをコントロールすることです。
感情をコントロールする力、環境(人・物・場)に合わせての遊び方、意欲的に遊び込む力等、これらを学べる場として運動遊びはとても重要です。
全身を使って遊び込む事で、子ども達は体や心のコントロールを遊びの中で習得しています。
錦ケ丘では作業療法士の中鶴さんにご指導いただき、保育者自身も運動遊びにおける子どもの育ちや関わり方の大切な視点など、多くのことを学び実践しています。
これまで、定期的に行っていた運動遊びを毎日取り入れた事により、集力や気持ちのコントロール等遊ぶ姿に変化が現れきました。遊び込む集中時間も伸び、環境に合わせて工夫しながら遊べようになってきました。運動遊びは体だけでなく脳の発達にも大きく影響しています。
幼児期に大切な様々な力を習得できる活動として、今後も運動遊びを続けていきたいと思っています。
数の木や積み木
1人で遊び込む遊びから、少人数での遊びへと広がり、ルールを理解しながら協力する遊びもできるようになってきました。
グループで競う積み木を使ったゲーム遊びもできるようになってきました。
積み木を並べたり、重ねたりして想像力を膨らませながら作る作品からも子ども達の成長を感じるとることができます。
積み木を通してお友達だちと一緒に遊ぶことにより、自分の気持ちを伝えたり友達の話を聞いたりと他者との関わりも深まっています。高く積んで高さを比べたり数を数えたりしながら、形や数への興味関心も高まってきています。
まだまだ沢山伝えたいことはありますが…この1年間で子ども達の心は遊びを通して大きく成長し、遊び方や内容も大きく成長しています。
日々成長する子ども達にしっかりと向き合い、一人一人の意欲関心をとらえ、成長発達に即した活動を今後も取り入れていきたいと思います。
文責 宮原