お知らせ

2023.03.03

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食の集大成(年長5歳児)

4月から食について様々な形で取り組んできた年長組。

食についての活動は、クッキングだけでなく、野菜を育てたり、米作り(田植え・稲刈り)をしたり、給食の食材に触れたりなどなど様々な形で取り組んできました。

特に、今年は味噌作りやぬか床作り、ご飯炊きと初めて挑戦することも沢山!

毎回、行うたびに子ども達が知ったり学んだりすることが多く、それを誰かに伝えようとする姿も増えてきました

そんな子ども達の様子をみて、『給食を自分達で全部作ってみる?ご飯炊けるでしょ。みそ汁も何回か作ったよね。ぬか漬けも作れるよ。どう?』と保育者が子ども達に提案すると、子ども達からも「やってみたい!」という声が出てきたため、『粗食の日にみんなでご飯を作ること』になりました。

今回は、給食を作るまでの流れと、給食を作った日の様子をお伝えします。

 

給食のメニュー・材料を考えよう!!

今回、給食を作ることになった日は『粗食の日』ということで、メニューは

〇五分付き米

〇みそ汁(自分達で作った味噌を使用)

〇漬物(自分達で作ったぬか漬けも使用)

このメニューを子ども達に伝えると、「何のみそ汁にする?」「どんな漬物を作ろう」と子ども達のイメージもどんどん膨らんできます。

各クラスで次のようなことを話し合いました。

●どんな具材にするか。

●誰が何を作るか。

●必要な食材や道具は何か?

●どのように作るか等の役割分担

 

クッキングスタート!!

それぞれグループに分かれてクッキングスタート!

どのグループも友達と役割分担をして作る姿がありました。時には、やりたいことが同じで思い通りにならないこともありましたが、自分の意見も伝えつつ、相手のことも考えながら、話し合って良い方法を考えていました

「自分達で作る!」という思いをそれぞれが、しっかり心の中に持っていたため、「この道具がないから借りてくる」「あれも必要だよね!」など子ども達が積極的に動く場面が沢山ありました。

子ども達の『やってみたい』という思いは、こんなにも子ども達の積極的な活動への取り組みにつながるんだと改めて実感し、子ども達の主体性を大切にした保育を更に深めていきたいと思いました。

 

自分達で作ったご飯はとっても美味しい!!

全部が自分達で作ったものだったため、食欲もいつも以上に!!何度もおかわりをして、沢山作ったお味噌汁や漬物もほとんどなくなりました☆

 

今回のクッキングを通して・・・

帰りのサークルタイムで、子ども達に『給食を全部自分達で作ってみてどうだったか』聞いてみました。

すると、「みんなで作るのが楽しかった!」「自分達で作ったご飯は美味しかった!」という声が沢山!

また、それと同じぐらい「給食を全部作るのは大変だった」「給食室の大人の人は、毎日みんなのご飯を作っていてすごいな」「おうちの人もいつもご飯作ってくれる。」という思いもでてきました。

今回、自分達で必要な材料、作り方など一からみんなで考えて取り組んだからこそ、感じることができた思いだったのではないかと思います。

「給食室の大人の人やおうちの人は、毎日みんなのご飯を作っていてすごいな」という思いから、「給食室の大人やおうちの人にありがとうの気持ちを伝えたい!」という気持ちが出てきました。

このような思いがでてきたことに、職員も驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。

 

食の集大成!

入園してから、様々な形で「食」に触れてきた子ども達。

様々な形で「食」に触れているからか、最近食べる量や食べられるものが増えてきました。給食室におかわりを何度ももらいに行くことも多々あります!!

今まで苦手な物があった子ども達も、今では「食べることって楽しい」「苦手な物にも少し挑戦してみようかな」と食への興味関心も高まってきています。

どうやって作っているのか、どんな食材が入っているのか知ることで、「食べてみたい」という思いも強くなったのだと思います

 

何回も繰り返し取り組んできたことや、食べてきた物は「これ食べたことあるよね!」「これこうやって作るんじゃない?」と子ども達の中にも残っているんだと感じることが沢山あります。

大きくなった時に、「小さい時に食べたことあるな~」「こんなふうに作った気がする!」と少しでも思い出してもらえると嬉しいです。

文責:武石

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