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2023.08.02

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へんしん へんしん カブトムシ【年少組 3歳児】

7月7日は、二十四節気の「小暑」

夏至を過ぎ7月も上旬になると、だんだんと本格的な夏の暑さへと向かっていきます。

梅雨が明けるのも、もうすぐ。

湿気を帯びた空気に暑さが加わり、さらにむしむしとしてくる頃。

セミも泣き始め、いよいよ夏がやって来ます。

/広田千悦子の子供と楽しむ二十四節気より引用

そして小暑の前日、首を長くして待っていたカブトムシが誕生し、年少組の子ども達は飼育ケースを囲んで観察しています。

卵~幼虫編

昨年2歳児の時に、子ども達と一緒にカブトムシを飼い始めました。

初めて本物の昆虫に触れ、虫への興味関心を持つきっかけになり、とても貴重な体験でした。

更に夏の終わりに、メスが白い小さな卵を産み、5匹が幼虫になりました。

土替えをする度、「ようちゅういたよ!。」「おおきいね。」と、子ども達と一緒に幼虫の成長を、ワクワクしながら観察しました。

幼虫~さなぎ編

小さな幼虫は腐葉土を食べながら、2回脱皮して、胴体がふくれ、子どもの両手から落ちそうなサイズに成長しました。

夏が近づく5月下旬、幼虫が大きな蛹室(サナギになる部屋)を作り、あまり動かなくなりました。

6月下旬に、幼虫がさなぎに大変身し、「ようちゅうが、おれんじになっている。」と子どもが見つけて驚いていました。

いよいよ羽化を迎えます。

さなぎ~成虫編

7月6日にオスのカブトムシが羽化し、成虫になりました。

1年間幼虫を育て成虫になったので、喜びもひとしおでした。

子ども達も産卵から覚えており、「しろいたまごだったよね。」「ようちゅうのおせわをしたよね。」とカブトムシの大変身をうれしそうに話す姿が見られました。

最近は虫を触ることが少なくなり、苦手な子が多いようです。

しかし虫への興味関心は子ども達の中で育っています。

 

今回カブトムシの飼育を通して、野外では観察できない、いろいろな変化を間近に見ることができました。

そして、子ども達は昆虫へ興味を持つようになり、「いまここだよね。」とカブトムシの成長を図鑑で見つけて話していました。

今後もカブトムシの飼育を始め、自然と関わる活動を通して、不思議や楽しさを感じてほしいと思います。

 

 

”のぞきこむ ケースの中に カブトムシ”

 

文責:西浦

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