お知らせ

2023.10.02

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一人ひとりのときめきを大切に(2歳児 くるみ組)

日中はまだまだ暑い日が続きますが、外から聞こえる虫の声が蝉の声からスズムシやコオロギの声へと変わり、だんだん秋らしくなってきましたね。

いよいよ10月14日はにしきっこフェスタです。

フェスタではどんなことをするのだろう?と気になっている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、今回はフェスタの取り組みについてお伝えしたいと思います。

 

今年度のくるみ組は、『うれしい・たのしい・だいすきを見つけよう~一人ひとりのときめきを大切に~』を保育テーマに日々過ごしてきました。

日々アンテナを大きく広げ、興味の世界を広げながら、

「楽しそう!」

「おもしろそう!」

「あれ、なんだろう」

と目を輝かせる姿を見ながら、

「今、子どもがどんなことに興味があるのか」

「その興味を広げていくためにどんなことができるだろう」

と日々、試行錯誤を重ねながら保育を進めています。一人ひとり違った興味。まずは子ども達に直接聞いてみました。

 

子ども達の好きなものって何だろう?

どんなことが好き?と聞くと、

「虫を見つけたこと」

「ブロックしたこと」

「お外で遊んだこと」

一人ひとりが好きなことを伝えてくれました。

そんな中でも1番に多かったのが、生き物に関すること。

この半年間で、園庭、のはら園、室内、いろいろな場所でたくさんの生き物との出会いました。

初めは、生き物を見つける事が目的でしたが、だんだんと飼ってみたい、触れてみたいという気持ちが子ども達の中に生まれ、部屋で飼うようになると、図鑑を引っ張り出してきて目の前の生き物を調べたり、体の様子や動きをよく観察するようになりました。

観察しながら気づいたことや感じたことを保育者や友達と共有したり、生き物の動きを真似してみたり…

生き物との出会いからぐんと広がる子ども達の世界。(詳しくは9月のブログをお読みください。むし、だいすき♡

「これだ!」

と思った今年のフェスタは、子ども達と生き物の出会いをテーマにすることにしました。

 

やってみたい!してみたい!を大切に…

例えば同じ「恐竜」というテーマを与えたとしても一人ひとり表現の仕方は違います。

ブロックや積み木をを使って表現する子ども

粘土で表現する子ども

空の雲を見て「きょうりゅうだ!」と表現する子ども。

大人にとっては、ただの木の枝、小石だとしても、子どもにとっては、まったく違ったものに見立てて遊ぶこともあります。

そんな姿を見ていると、

「子ども達は見立てることの天才だな!」

と日々感じています

私達は、保育をするうえで、子ども達の「やってみたい!」「こうしてみたい!」の気持ちを大切にしています。

このような意欲が自発性、主体性を伸ばすことにつながるからです。

何かを作って遊んでいる時、ついつい声をかけたくなりますが、子どもが遊ぶ様子をじっと見守ります。

その時「上手だね」「よくかけたね」という評価をするような言葉や「〇〇だね」と決めつけるような言葉をかけず、子ども自身が表現することを大切にしています。

それは感じた事を自分なりに表現することを楽しんでほしいと思っているからです。

その子の中からわきあがってくる興味や関心を大切にして、自分らしい表現を身につけて欲しいと考えています

 

表現とは?

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の中の「豊かな感性と表現」という項目には

”心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な素材の特徴や表現の仕方などに気づき、感じたことや考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりし、表現する喜びを味わい、意欲を持つようになる。”

と示されています。

 

子ども達が心を動かす出来事に出会った時、それぞれの「感性」で何かを感じ取り、そこで生まれたさまざまな思いや感情をいろいろなものを使って表す事を「表現」と言います。

今年のくるみ組のフェスタでは、子ども達の「表現」する生き物の世界をお見せします。

どんなものが見られるか、楽しみにしていてくださいね!

 

文責:淵上

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