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2024.03.12

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3月 避難訓練(午後保育の火災)

今月の避難訓練は、午後の保育時間に園近隣で火災が発生したという想定で訓練を行いました。

今回のねらいは

(子ども)火災の避難時の約束事や避難方法を知る。

(職員)職員が少ない時間帯での避難誘導の方法を確認する。

です。

なぜ午後の避難訓練が必要なの?

午後保育は

・バスで降園する園児や、保護者のお迎えで降園する園児がいる時間であり、特に人数把握が大切な時間帯である。

・午睡→おやつ→活動など、学年毎に過ごす事が多い時間帯である。

・職員研修や事務で保育を離れる職員もいる。

など、午前中とは少し保育環境が異なります。

だからこそ、様々な時間帯での訓練が必要なのです。

 

・午睡中の子どもがいたらどうする?

・おやつを食べている最中だったら?

・アレルギー対応どうする?

・降園打刻確認は?

あらゆる場面を想定し、職員間でシュミレーシヨンしてから訓練を行いました。

実際の訓練は

「園近隣で火災が発生しています!」

という発見者の声と、非常ベルの音を聞いて、その場にいた職員が

「私、放送します。」

「避難誘導します。」

と、職員が迅速に対応にあたっていました。

保育室にいた職員は、職員間で声を掛け合い、窓を閉めて子どもの避難誘導し、

子ども達は、静かに放送に耳を傾け、大人の話を真剣に聞きながら、落ち着いて避難していました。

2階から降りてくる3・4・5歳児は、口元を手で覆い煙を意識しながら避難し、

1階の0・1・2歳児も大人の誘導に沿って、しっかりと自分の足で避難場所へ向かっていました。

もちろん、まだ、歩きが不安定な子どもや泣いている子どもは、安全を確保しながら大人が抱っこして避難したり、

おやつ直後という時間帯であった為、アレルギー対応が必要な子どもは、安全を確保しながら大人が個別でついたりして避難していました。

 

その後、「午後保育利用者○名、○名帰宅、避難○名」と避難人数報告も迅速に行い、避難完了することができました。

訓練後の振り返り

訓練後、子ども達に質問しながら振り返りを行うと、

「何の避難訓練でしたか?」

「火事」

「どこで火事がおきましたか?」

「近くのお家!」

「どうして窓を閉めたのかな?」

「煙が入ってこないように!」

と答えてくれ、放送や大人の話をよく聞いて、避難していた事が伝わってきました。

お(おさない)・か(かけない)・し(しゃべらない)・も(もどらない)

の約束も、理由まで言えるほどバッチリでした!

音や声を聞いて→見て考えて→安全に行動する力

が培われていて、毎月行っている避難訓練が活かされているように感じています。

最後に

今回、午後の避難訓練という事で、降園した子どもの人数把握も課題の1つではありましたが、スムーズに人数確認を行う事ができました。

保護者の方々が毎日してくださる登降園打刻やアプリでの保育利用時間申請により、どの時間に何人の子どもが園にいるのか、職員全員で把握しながら、子どもの安全を確保できていらからこそだと感じています。

いつも打刻へのご協力ありがとうございます。

災害はいつ起こるかわかりません。

安全に避難する方法、命を守る方法を、常に考え続けていきたいと思います。

文責:宮原

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