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2024.08.10

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変わりゆく錦ヶ丘の園庭

アイキャッチ画像に掲載したひまわり。

今年は福島復興プロジェクトの一環で、「ひまわり」を育てました。

福島で育ったひまわりの種をいただき、また花が咲き終わったら種を取り、お返しするプロジェクトです。

ましゅまろ前のテラスで発芽させ、のはら園に移植する予定でしたが、今回は造成しているのはら園の入口花壇に移植しました。暑さに耐えながらも立派に花を咲かせてくれました。

 

新しい園舎になり数ヶ月経ち、さて次は旧園舎跡地を園庭に整備する番!

土台作りから始まり、この猛暑の中、作業はどんどん進んでいます。これから園庭がどんな変化をしていくのか、現在の園庭の様子をお伝えしたいと思います。

これまでの園庭やのはら園の活動

旧園舎からすぐに飛び出せた園庭、のはら園。井戸水をひいた水路は造成してから26年経ちました。

昨年の園庭やのはら園の活動の様子は以前のブログをご覧ください。

ビオトープのはら園の大変身!

秋の自然遊びから見える成長

子どもたちがダイナミックに遊ぶにつれ、土が踏み固められたり、ビオトープにいつのまにか外来種のザリガニが入り込んだりして、これまでの生態系が崩れかけそうにもなりました。

罠を仕掛けたり、水草を入れたりなどの対策も行っています。また、保護者の力をお借りして草刈りをしたり、専門家の助言をいただきながら植物の手入れを行ってきました。

四季の移り変わりとともに多様な姿をみせてくれた園庭、のはら園ですが、新園舎への建て替えと同時に、新時代へ対応したものに変身することになりました!

 

どう変化するのでしょう

少し前までは、夏場も木陰や水路の周りでは水遊びをし、広い園庭で体をたくさん動かしていました。

現在温暖化が進み、昨夏からは「外には出ないでください」と言われている現状。子ども達も夏の遊びをと考えてはいますが、朝夕も気温が高いため戸外に出る機会はほとんどありません。

こんな状況ですが、自然に触れあったり、プランターで育てていた植物を大きな畑で育てたりする、収穫したりする経験をもっと増やしたい!

昔ながらの農法で自ら手をかけて育てていく経験や植物や動物の命をいただきながら自分達は生かされている事を知る経験をさせたい!

という、熱い熱い理事長の考えの基、造成を計画しました。

完成が楽しみですね。

段々畑や棚田になります!
園舎からのはら園に向けて緩やかな坂道に。未満児もゆったりと下りてくることができます。

 

現在の栽培・食育活動

これまで主にのはら園で栽培、食育活動を行ってきましたが、園庭・のはら園の整備が終わるまでは各学年で植栽活動を行っています。

我らがGメン(営繕やバス運転のおじいさま方)にも協力してもらい、各学年でテラスに季節の野菜や花、「きゅうり」「なす」「にがうり」「へちま」「ひょうたん」「あさがお」「こすもす」など、色々な植物を植えました。

育ってきたものを収穫し、花から実へ、姿を変えていく様を楽しんだり、もぎたての野菜の匂いを嗅いだり、感触を楽しんだり、クッキングをしたり、野菜スタンプをしたりと様々な保育活動に取り組んでいます。この様子もこちらからご覧ください!

身近な自然に触れて~ピーマン編~

 

ビオトープ付近の畑には未満児が芋の苗を、年長児は園舎玄関や2階デッキにてでJAの「バケツ苗」に挑戦。田んぼに植える稲をバケツの中で生育させ、収穫を予定しています。

ここ数年、毎年年長組の子どもたちは、自分達でお米を洗い、ご飯を炊く経験をしています。

普段は精米されたお米を見ることが多いですが、バケツで育つ稲の生育を観察しながら、自分たちが主食としているお米がどうやって育つのか、世話を通して体験していきます。

園庭の整備が終われば、このような活動がパワーアップする予定です!

ICTが発展する中でも、人にしかできないこと、手を動かして体験しないとわからないことがまだまだあります。

できることはどんどん実践し、子ども達と心豊かに生活することを目標に、これからの保育活動を展開していきたいと思っています。

文責:桑元

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