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2025.02.12

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節分~心の中の鬼退治!~

先日、こども園で節分の行事を行いました。

節分は、「鬼を追い払い、福を呼び込む日」として古くから親しまれてきた日本の伝統行事です。

子どもたちが、その由来を知ることができるよう、さまざまな活動を行いました。

 

鬼で怖がらせることが節分?

錦ヶ丘では、子どもたちを怖がらせることがないよう、保育者が鬼に扮して現れる「鬼退治」は行いません。

節分の由来について絵本や紙芝居を通して、鬼というのは、病気や怪我、地震などの災いであること、自分の心にいる弱い部分であること、それらを追い出すために豆をまいたり、柊やイワシの頭を玄関先に飾り魔除けにすることを伝えています。子どもたちは話を熱心に聞きながら、「心の中の鬼さんはどんな顔かな。」「ぼくの中の鬼は、好き嫌いしちゃうことかな」など、それぞれの思いを言葉にしていました。

豆まきについては、アレルギーや誤飲・窒息のリスクを考慮し豆は使用せず、代わりに新聞紙を丸めたボールなどを使用しました。「おにはそと!ふくはうち!」のかけ声とともに元気いっぱいに投げる子どもたちの姿はとても微笑ましく、自分の中の「鬼」を追い出そうとする気持ちが込められているようでした。

また、節分をより身近に感じてもらうため、鬼のお面や塗り絵、新聞紙を使った帽子作りも行いました。子どもたちは、思い思いの色で塗ったり、顔を描いたりと、楽しみながら制作に取り組んでいました。完成したお面や帽子を身につけ、「見て!かっこいい鬼になったよ!」と友だちと見せ合う姿がありました。

給食では節分にちなんで恵方巻きが提供されました。子どもたちは、自分で巻く体験に興味津々で、具材を載せながら楽しそうに作っていました。「自分で作るとおいしいね」と嬉しそうに食べる様子が印象的でした。

これからも伝統行事を子ども達が体験できるように

近年、家庭で伝統行事に触れる機会が少なくなってきていますが、園ではこうした行事を大切にし、子どもたちが楽しみながら文化に親しめるよう工夫をしています。

節分の行事を通して、昔ながらの風習に触れるだけでなく、「自分の苦手なことに向き合う」「健康を願う」といった大切な意味も学ぶことができました。これからも、子どもたちの成長につながるような行事を積極的に取り入れていきたいと思います。

文責:唐仁原

 

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