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2019.11.28

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給食紹介*規格外野菜とフードロス

にこにこ畑、という農家さんから毎週玄米を仕入れています。その際、旬の野菜が収穫できていれば無農薬の野菜も一緒に仕入れます。先週はかぼちゃがたくさん穫れているということで煮物にしたり、珍しい紫色の山芋を仕入れて給食に使いました。今の季節だと、にんじんや大根葉、小松菜など冬野菜が少しずつ増えているようです。にんじんも色々なサイズや、給食スタッフが笑ってしまうような面白い形もあります。小松菜も虫食いでお店には並べられないようなものが届いたりしますが、どちらも何の問題もありません。むしろ、一般に売られている野菜より味が濃く、野菜そのももの味がとても美味しいです。

無農薬で野菜を作って直接園におさめてくださる農家さんは、今はとても貴重な存在です。

日本は、野菜にも「きれいさ」が求められ、形や大きさを揃えるために農薬が使われているケースも多いです。厳しい規格の検査をクリアしたものが店頭に並びます。現地で破棄されている野菜は200万トンにものぼると言われます。いま、日本の食料自給率はどんどん下がり、ついに30%台の37%になりました。もし、日本に野菜の厳しい規格がなければ…本当は食料自給率はもっとあがっているんじゃないかなと思います。現在は、規格外の野菜を加工品にしたり、子ども食堂で利用したり工夫も進んでいます。CSAという消費者が農家から直接買うシステムなども注目されています。野菜はきれいな方がいい、という固定観念を捨てて、フードロスに興味を持つ人が少しずつ増えることで、200万トンの野菜たちが少しずつ減り、消費されていくことを期待しています。

しいら、がとてもやわらかく美味しかった「しいらのカレー甘酢」です。しいらの旬は通常6~10月ごろなのですが、今年は気候が暖かいためか、ふんわりした身のしいらが届きました。付け合わせのブロッコリーは、幼稚園自慢のベーコンとオリーブオイル、にんにくと炒めたアイオリ炒め。マヨネーズや塩昆布和えに飽きたらおススメの食べ方です☆

ブロッコリーのアイオリ炒め*レシピ

昨日のお吸い物には、なんと松茸入りでした!かつおのみでダシを取り、醤油は控えめに、塩とダシと松茸の香り!子ども達は「いいにおい!」「松茸たべたことあるもん」「なんか苦い~」など反応いろいろでした。昔は秋になるとたくさん流通していた松茸。人々の生活に、落ち葉や薪が不必要になったことで山が荒れ、松茸が激減してしまったんだそうです。今ではすっかり貴重な食べ物です。

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