お知らせ
2021.03.07
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絵本大好き!(年中組)
皆さん、子ども達と絵本を読まれていますか?
お仕事や家事育児をこなしながら我が子と絵本を見るって、とても大変なことだけど、とっても素敵な事だと思います!
園では、1日に大体2〜3回絵本の読み聞かせを行なっています。
時間で言うと、朝の集まり、帰りの集まり、午後保育(預かり保育)利用児は午睡前のタイミングです。
『絵本を読むよ〜』と声を掛けると、サーっと集まり、どんな絵本かわくわくしながら目を輝かせて見つめる子ども達。
その表情から子ども達の絵本に対する気持ちがひしひしと伝わって、読み手にも俄然やる気がみなぎります。
1月よりこども園副園長に池水が就任しました。
副園長は現在、県内の短期大学で司書資格を希望する学生に子どもの読書活動支援について教える非常勤講師もしております。
登園後の自由遊びの時間帯に年中組に来て、子ども達に絵本の読み聞かせをする日もあります。
子ども達は担任以外の大人に絵本を読んでもらい、いつも以上に絵本に見入っているようでした。
最近はちょっと長めのお話も最後まで楽しめる子どもが多くなり、この一年で読解力や集中力が伸びてきたなと感じる事があります。
少し長めの絵本を選ぶ際のポイントとして…
①1ページあたりの文字数が多くても最後まで飽きずに楽しめるようになった事。
②単純なストーリーではなく、メッセージ性が盛り込まれているお話も聞けるようになった事。
③何よりも読んでいる最中の子ども達の真剣な眼差しが増している事。
が挙げられます。
また、時には読解力に繋がるようにと、絵本を読み終わった後、子ども達に読んだ絵本についていくつか投げかけてみる事があります。
①ストーリーの確認、登場人物の確認
②終わってどんな気持ちになったか
③どのページが好きだったか(面白いと感じたか)
②③の気持ちの部分は、考えがそれぞれ違って当然で、自分と他者と考えが違ってもいいんだ。と気付ける事を大切にしています。
そして何よりも大事なのが、我々読み手自身が心を落ち着かせて、読み聞かせをする事を意識して、読むようにしています。
楽しんでもらえると嬉しくなり、自分自身の好きな絵本や、新刊など色々子ども達に紹介したくなります。(最近は大人が読んでも面白いと感じる絵本がたくさん出ていますよね!)
また、近頃は紙芝居も好きな子どもが多く、一度読むと『また読んで!』と子ども達の方からリクエストされる事も増えました。
絵本とはまた違った魅力がある紙芝居。
その中でも、昔話やヤマンバが出てくる怖い話が大人気です!(怖いけどみんなで見れば楽しいのでしょうね♪)
3月の園だよりの中で、園長が『豊かな人生を切り開く読書』と題して、①読書が人生を豊かにしてくれる事、②知識の獲得、③喜怒哀楽の感情を読む力、④物事の判断を適正に行い、自分の心や行動の変容を引き起こす力、⑤興味・関心などの遭遇 など、効用は挙げたらきりがありません。と述べています。
また、大学入試問題も従来のマーク式から記述式に移行して、自分の考えや解答を文章でまとめる力が必要となってきます。
そういった事を無理なくできるようにする為にも、乳幼児期からの読書の習慣は大事になってきて、我々大人の責任は大きいと感じさせられます。
なんだか大袈裟に感じますが、子ども達が豊かな人生を歩めるように、これからも絵本の読み聞かせを通じてお手伝いしていきたいなと思います。
文責:鈴木