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2023.02.15

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硬筆から文字に親しむ活動へ(5歳児年長組)

年長組の12月頃~、鉛筆や文字に親しむ活動を取り組んでいます。

今年度も、1月から活動を始めました。

 

文字に親しむ活動の目的は?

「就学に向けて、鉛筆の正しい持ち方を身につけ、ひらがなに興味関心を持ち、読めるようになったり自分の名前が書けるようになったりすること」を目的に、週に2~3回文字に親しむ活動を取り入れています。

昨年度までは、本園で硬筆教室をされていました中森さんにご協力いただき、「硬筆」として指導していただいていましたが、今年度は普段一緒に過ごす保育者と活動に取り組んています。

 

私達保育士が日常生活の中で「文字に親しむ活動」を通して、「幼児期の終わりにまて育ってほしい姿」の中の以下の4つの姿を意識して、子ども達に関わっていきたいという理由から、今年度はこのような形をとっています。

「自立心」~「鉛筆を使ってみたい」「文字を読んでみたい」「自分で書いてみたい」という思いや気持ちを持つ。

「社会生活との関わり」~文字で手紙やお知らせを書くことで、「みんなに伝えたい」「他の人と関わってみたい」と思う気持ちを持つ。

「思考力の芽生え」「数量・図解、文字等への関心・感覚」~日常の中で、絵本の読み聞かせや絵本に触れることで「文字って何だろう?」「私も文字を読んでみたいな~」と感じ、読んだり、書いたりしたいと興味関心を持つ。

 

 

文字を書く前に鉛筆に慣れる

臨床心理士の津田のブログ「字に親しむ活動が始まりました!(5歳児・年長)」でもふれましたが、「文字を書く前に鉛筆に慣れること」を大切にしています。

鉛筆の書き味を楽しみながら、のびのびと鉛筆を動かせるようになるため、正しい鉛筆の持ち方で、横線、縦線、波線、グルグルの線等のいろいろな線を書き、鉛筆に慣れる活動に沢山取り組みました。

 

 

 

「書きたい」という気持ちを大切に

鉛筆に慣れ、カルタや絵本で文字を読んでみたい、書いてみたいという気持ちが出てくる頃に、まずは、一筆書きでできる「く」「し」「つ」「て」のひらがなに挑戦します。

文字を書くにあたり、①そのひらがなのつく言葉を連想する。②実際に書いてみる。この2つの活動を行い、文字に親しむことから始めています。

例えば、『「く」のつく言葉は何がある?』と問いかけると、『くつ』という返事が返ってきます。そんなやりとりの後、次は文字を書いてみて、また次の文字がつく言葉を探してみて…を繰り返して、さまざまな文字に挑戦していきます。

少しずつ書く経験を重ね、慣れてきたら、字画が多かったり、カーブがあったりなどの少し複雑な文字「あ」「ね」「な」「む」「お」「れ」などの「書いてみたいけど、難しい」五十音にも親しんでいきます。

 

日常使う言葉や、自分または家族、友達の名前を連想させ、「書きたい」という気持ちを大切にします。

 

家庭で今できること

家でも、「子どものやってみたい」を大切に、家族で50音かるたをしてみたり、絵本を一緒に読んでみたり、お手紙を書いたりする等、文字に親しむ遊びをぜひしてみてください。

「やってみたい」「できた!!」の繰り返しを大切に、子どもの成長を見守りましょう。

文責:壽福

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