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2023.10.05

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海遊び〜活動を進めていくための話し合い〜(年長 5歳児)

8月から引き続き活動している海遊び。

前回のブログでは、海遊びの様子や大きな紙にみんなで絵を描いたときの様子などをお伝えしました。

これから、ご覧になる方は、ぜひこちらからご覧ください。⭐️海遊び ~みんなで同じ目的へ向かって~

 

子ども達の海へのイメージもどんどん広がり、今回は、これからどのように活動を進めていくのか、クラスや学年での話し合いの様子をお伝えします。

 

サークルタイムをどう進めるか

海作りのための話し合い。

まず、子ども達とサークルタイムを行う前に、大人もサークルタイムを行います。

学年全体での取り組みなので、全体で話し合いを行った方がいいか、それとも、子ども達の意見をしっかり聞くことができる少人数で話し合いを行った方がよいか、大人の中でも意見が分かれることもあるため、考えを出し合いどの方向性で進めていくか話し合を行いました。

話し合いの中で、

『子ども達一人一人の意見を聞きながら進めていきたい。』

『子ども達からの思いや考えをたくさん聞きたい。』

という保育者の思いから、子ども達一人ひとりの言葉や表情を丁寧に受けとめて、時に言葉にならない思いを代弁したあげたい、また、少人数だと自分の意見を言いやすいのではないか?ということで、まずは、クラスごとで話し合いを行い、学年で話し合いに発展させることになりました。

年長全体で集まると、40人の子ども達がいます。全員で話をすると、自分の意見を伝えられる場面も少なくなり、全員発表させようと思うと、時間もかかり、子どもたちも集中することが難しいものです。そういった背景から、今回はクラスごとでサークルタイムを行い、子ども達の意見を聞いてから、学年で共有する流れで話し合いを進めていきました。

 

クラスでのサークルタイムの様子

今回、クラスごとで話し合ったテーマは、『海に必要なもの、もっと作りたいものは何かな?』です。

たけ組、ふじ組、どちらのクラスも沢山の意見がでてきました。

○海の生き物

○浮き輪

○BBQ

○釣竿   などなど

話し合いの中で、自分の意見を自信を持って伝えられる子もいますが、そうでない子もいます。そんな時には、保育者が「あなたはどう思う?」と一言声を掛けることで、発言することができ、それに加えて『教えてくれて、ありがとう☆』という言葉も保育者からつけ添えるようにしています。

そうすると、

「自分の思いを伝えるって楽しい。」

「伝わった!」

「また伝えたい!!」   と少しずつ、楽しさや自信を感じることができるようになっています

今回、クラスごとでサークルタイムを行ったことで、子ども達一人ひとりからたくさんの意見がでてきました。また、子ども達が言葉にならない思いも、表情や雰囲気を汲み取り、さらに活動が広がっていくような様子もありました。

 

クラスで意見がでたら、学年で共有!!

クラスごとの話し合いが終わったら、いよいよ学年で意見を共有し、どのように活動していくか、具体的な話を進めていきました。

両クラス、紙に書き出し、クラス代表の子どもたちに発表してもらいました。クラスごとで話し合いを行い、先に書いたような大人のかかわりがあったことで、全体で発表する時も自信を持って発表することができていました。

他のクラスの意見を聞くことで、「そんな考えもあるのか!」「それいい考えだね!」「これは同じ意見だ!」などと、友達の発表を聞いて思いを言葉にして伝えてくれました。このように、温かい声を掛けてあげられるところは、年長の子どもたちの素敵なところだと思います。

それと同時に、しっかりと相手の話を聞いているということが分かります。友達の意見に共有したり、声を掛けたりすることは、相手の話を聞いていないとできないこと。自分の意見を伝えるだけでなく、相手の話に耳を傾けることができているところは、運動会の時の話し合い活動と比べると、さらに成長している部分だと感じています。

さて、話し合いの結果、両クラスの意見を合わせると沢山の項目が上がってきました。また、ここから、更に活動内容を絞ることが必要となり、「こんなにたくさんあるから、活動することが難しいよ。どうしたらいいかな?」と、新たな疑問を投げかけました。すると、「同じ仲間のものを集めるのはどうか?」という意見に至り、5グループに分けて活動することになりました。

 

決まったグループは、以下のグループです。

○泳ぐために使う道具

○海の生き物

○ホテル、砂浜、

○ダンス

○乗り物

 

各グループごとの取り組みは、次回の年長ブログでお伝えします。ぜひ、ご家庭でも子ども達に「どんなことをしているのか」「どんなところが難しいか」など話を聞いてみてくださいね。

文責:武石

 

 

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