お知らせ
2023.01.28
未分類
なにげない日常を大切に(2・3歳児だより)
みなさんはお子様にどんな経験をさせてあげたいですか?
今回は、こども園で過ごす子ども達の心の動きについて紹介していきます。
うれしい
2歳児くるみ組の子どもたちが段ボール遊びをしている様子です。
「一緒に遊ぼう!」「一緒に入ろうよ!」と、友達同士気持ちが通じ、満面の笑みを浮かべています。
友達と一緒にいることが”嬉しい”という気持ちが伝わってきます。
たのしい
3歳児ぱんだ組の子どもたちが”のり遊び”をしている様子です。
「”のり”ってベタベタするんだ!」「紙がくっつくって面白い!」と、思い思いに作る楽しさを感じています。
かなしい
集団で生活する中では、一人で過ごしていると経験しない、怒ったり泣いたりすることもあります。
思い通りにいかない、上手くいかない、友達と仲良く遊べなかった…
いろいろな経験をする中で心が動きますが、その一つひとつを保育者は子どもの心が育つきっかけだと捉えています。
しかし、楽しい経験、嬉しい経験をしながら、できるだけ楽しく笑顔で過ごしてほしいと願うのが親心ではないでしょうか。
私たち大人もいろいろな経験をしながら大人になったように、今を生きている子ども達は、今まで私たちが経験してきたような、嬉しいことやうまくいかないこと等、様々なことを経験しながら学んでいくのです。
子ども達はこども園という集団の中で、色々な経験をしながら心も体も大きく育っていきます。
心動く体験を大切に
歌うことが大好きな年少組(3歳児)の子ども達。
本物に触れて欲しいという願いもあり、リズム室にあるグランドピアノの中を見せる活動を取り入れました。
台に上ってピアノの中を覗き込むと、張り巡らされた弦に「うわー!!!」と歓声が上がります。
3歳ごろになりますと、保育者の真似をしてピアノを弾いたり、口調を真似して話をするこどもも増えてきます。
自分の身近な人がモデルになり、私もこんな風になって見たい、同じようにやってみたいと思う自我の芽生えです。
そんな時こそ、大人は子ども達と一緒にいろいろな経験をし、共に感動し、共に考え、共に不思議がることを大切にしていきたいと思っています。
特別なことは何もいりません。
「風が気持ちがいいね。」「空が青いね。」「これは何だろう?」
大人が良き理解者になることで子ども達の世界がぐっと広がっていきます。
皆さんも何気ない日常を大切にしてみませんか?
文責:水之浦