お知らせ

2021.11.16

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表現ってなんだろう?(3歳児 年少組)

2学期に入ってから表現活動を取り入れようと考えた時に

「そもそも3歳児の表現ってなんだろう?」

と、年少職員で話し合いを行いました。

 

子ども達の遊びを見ると、興味・感心を持って遊んでいるうちに形になって見えてきたものから何かに見立て、「○○みたい!」「○○が出来た!」とどんどん発想力が膨らんでいきます。

その遊びの過程そのものを子ども達は楽しんでおり、遊びの中での気付きや発見から表現力・創造力が広がり、表現活動へと繋がっていきます。

【表現】は、身体を使う・物を使う・作る・描く等、様々な遊びの延長線上にあり、≪子どものしていることそのものが表現≫なのではないかと捉え、共通理解を図りました。

 

 

色々な遊びを沢山経験し、好きな遊びや自分の出来ることを見つけてみよう。


子ども達は、今まで見たもの・経験したものを話します。

例えば、ブロック遊びやお絵描きの経験“しか”なければ「ブロックしたい!」「お絵描きしたい!」以外に他の遊びをどれだけ引き出そうとしても出てきません。

 

私達は、様々な遊びを経験し、やってみて楽しかったことや出来た喜びを感じる中で『好きな遊び・やってみたいこと』を見つけて欲しいと思い、意図的に色々な活動を取り入れています。

そこからの子どもの主体性を大切にしたいと思いながら日々の保育を考え、子どもの興味・関心に合わせた遊びの工夫を行っています。

 

遊びの経験として、

【身体を使った運動遊び(登る・ぶら下がる・くぐる・渡る)】

【創造性を広げた遊び(童具(積み木)・かずの木・廃材・段ボール等)】

【歌や音楽に親しむ遊び(楽器遊び・わらべうた・体操・遊戯)】

【絵画遊び(絵の具・クレパス画等)】

【感触遊び(色水・砂・泥・小麦粉粘土・新聞紙)】

【自然に触れた遊び】 等・・・

子ども達と沢山の遊びを楽しみました。

 

その中で子ども達の「こんな遊びが楽しかった!またやりたい!」「次はこんな風にやってみたい!」という自発性や考える力を引き出しています。

 

 

≪今までの活動の様子のブログはこちら。≫

みーつけたっ!~自然の中で〜(3歳児 年少組)

想像と発想の世界へ~年少・ぱんだ組~

過程を楽しむ~お絵描き~(3歳児 年少組)

1本のクレヨンから世界が広がる(年少組3歳児 うさぎ組)

 

 

 

『僕・私はこんな遊びが好き!もっとやってみたい!!』という意欲


2学期に入り、子ども達と『どんなことをして遊びたいか』、よく話し合いを行っています。

その中で多く出てくる遊びが、①自然物を使った遊びやお絵描き、②童具、③身体で表現する遊び の3つでした。

「やってみたい」を引き出した中で子ども達が「楽しい!」「もっとやってみたい!」と感じた遊びが少しずつ見えてきたことから、

【秋の自然から生まれる表現】と【色の表現】【身体を使った表現】【創造の世界から生まれる表現】を年少組のテーマとして、表現活動を楽しんでいきたいと考えています。

 

 

子どもの意見に耳を傾けていると、子どもの表現は本当に様々だと感じます。

子どものつぶやき一つも表現です。創り上げていく途中経過も表現です。形から連想されるものも、子どもにとっては表現の一つになります。

その表現一つひとつを大事にしていきたいなと思います。

 

 

来月は、フェスタもあります。

日々の遊びの中で子どものつぶやきを拾いながら一緒に考えたり、【不思議】に対面した時には調べてみたりしながらどんどん遊びを深めていきたいと思います。

そしてフェスタでは、子ども達が今出来ること・今イキイキと楽しんでいる遊びを見ていただけるよう、子どもの創造性・表現する力を引き出し、出来た喜び・達成感を共に感じながら一日一日を大切に「やってみたい遊び」を存分に楽しんでいきたいと思います。

 

 

文責:若松

 

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